修二会(しゅにえ)、お水取り、お松明の意味、燃え残りの使い方

修二会(しゅにえ)は、日本の仏教寺院で行われる法会になります。

修二月会や修正会(しゅしょうえ)と呼ばれることもあります。

古来は旧暦の1月に行われる法会でした。

年の初めに順調と豊作を祈る祈年祭(としごいまつり)は8世紀頃には国の重要行事とされていました。

修二会は祈年祭に対応した仏教の行事として定着したようです。

修二会は奈良時代に主要な寺で始まりました。

平安時代には修二会が山里の村々の寺の重要な行事とされていた記録があります。

日本全国の寺でさまざまな形式で修二会や修正会は行われています。

中でも、奈良の古寺で行われるものが著名です。

特に東大寺二月堂の修二会は「お水取り」の通称で知られています。

薬師寺の修二会は「花会式」の通称で知られています。

法隆寺西円堂や長谷寺で行われる修二会も良く知られています。

真言宗や天台宗の古寺でも修二会は行われています。

修二会はお水取り(おみずとり)と呼ばれることもあります。

奈良県の東大寺二月堂で毎年行われる伝統行事のお水取り(修二会)は、奈良の人々にとっては欠かせない行事になります。

奈良の人々は、東大寺のお水取りが終わらないと春が来ないとも言います。

奈良県の東大寺二月堂で毎年行われる伝統行事のお水取り(修二会)は1250年以上も続く伝統行事です。

修二会での「お松明」での火の粉や燃え残りには御利益があるとされています。

 

次に、修二会(お水取り)のことや「お松明」での火の粉や燃え残りのご利益などの紹介をします。

 

修二会

 

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修二会(しゅにえ)は、修二月会や修正会(しゅしょうえ)とも呼ばれる法会です。

法会とは、仏法を説くためや供養を行うために僧侶や檀使徒が集まることです。

修二会と呼ばれる法会は日本でしか行われていません。

奈良県の東大寺二月堂で毎年行われる修二会は「お水取り」と呼ばれています。

薬師寺の修二会は「花会式」と呼ばれています。

修二会で使われる「お松明」での火の粉や燃え残りには御利益があるとされています。

修二会が行われていたのは旧暦の2月1日から2月14日までした。

修二会という名称は2月に修する法会という意味からきています。

新暦(グレゴリオ暦)になってからは、3月1日から3月14日まで行われています。

 

修二会のお水取り

 

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修二会(しゅにえ)を「お水取り」と呼ぶのは奈良県の東大寺二月堂でおこなわれる法会になります。

「お水取り」での「お松明」での火の粉や燃え残りには御利益があります。

「お水取り」では、私たちが日常犯している様々な過ちを東大寺二月堂のご本尊である十一面観音菩薩に僧侶たちが人々に代わって祈ります。

「お水取り」では、僧侶たちが苦行を実践・悔悟して天下泰平や五穀豊穣を祈ります。

 

「お松明」と火の粉・燃え残り

 

東大寺二月堂の修二会(お水取り)では「お松明」があります。

「お松明」とは、火のついた松明を東大寺二月堂の舞台で振り回すことです。

「お松明」の燃え残り・火の粉を浴びると健康や幸せになるご利益があります。

松明の燃えカスと護符の代わりにする信者も多いようです。