朧月夜(おぼろづきよ)、朧月の意味と使う時期

おぼろ月夜の意味を知っていますか。

おぼろ月夜がでる時期はいつになるのでしょうか。

おぼろ月夜の漢字表記は「朧月夜」になります。

朧月夜とは、春の夜に月がほのかにかすんでいる情景を指す春の季語になります。

月を使った季語は朧月夜だけではありません、月を使った春の季語には「春の月」・「春月」・「朧月」・「月朧」などがあります。

月を使った夏の季語には、

・「梅雨の月」・「梅雨月夜」・「梅雨月」・「夏の月」・「月涼し」があります。

月を使った秋の季語には、

・「盆の月」・「月白」・「月の出」・「月代」・「月出づる」・「有明月」・「月傾く」

・「月の入り」・「月落つ」・「昼月」・「夕月」・「朝月夜」・「夕月夜」・「初月」

・「月光」・「三日月」・「名月」・「無月」・「雨月」・「立待月」・「居待月」・「臥待月」

・「更待月」があります。

月のある冬の季語には、「冬の月」・「寒月」・「寒三日月」・「月氷る」・「月冴ゆる」などがあります。

 

次に、おぼろ月夜の意味やおぼろ月夜の時期やおぼろ月夜の使い方などの紹介をします。

 

おぼろ月夜の意味

 

136430927640513226631_120894648443116119010

 

おぼろ月夜の時期は春になります。

おぼろ月夜とは春の夜に月がほのかにかすんでいる情景を指します。

おぼろ月夜には黄砂が影響されているとされています。

おぼろ月夜が見られる時期には天体観測や天体観望は不適だとされています。

黄砂とは、中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠や乾燥地域の砂塵が、春を中心に東アジアなどの広範囲に飛散して地上に降り注ぐ気象現象です。

東アジア内陸部の砂漠や乾燥地域の砂塵が、強風を伴う砂塵嵐で上空に巻き上げられて東アジアの広範囲に飛散します。

気象現象で飛散した砂自体のことも黄砂と呼ばれています。

おぼろ月夜の情景は素敵ですが、原因がPM2.5で悪名高い中国の黄砂だと分かるとチョットガッカリしますね。

 

おぼろ月夜の時期

 

hqdefault

 

おぼろ月夜の意味は、春の夜に月がほのかにかすんでいる情景になります。

おぼろ月夜の現任は黄砂なので、おぼろ月夜の情景が見られる時期は黄砂が飛散する季節になります。

気象現象としての黄砂は、砂塵の元になる土壌の状態・砂塵を運ぶ気流などに影響されます。

大地と大気の条件が整うと黄砂が発生すると考えられています。

黄砂が発生する頻度には季節性があります。

春季には大地と大気の条件が整いやすいことから黄砂が頻繁に発生します。

黄砂が多く発生する春季にはおぼろ月夜の情景が多くみられることになります。

只、黄砂は春季に頻度が極端に多いだけで、他の季節でも発生しています。

おぼろ月夜は春の夜にほのかにかすんでいる情景ですが、黄砂が発生すれば他の季節でもかすんだ月が見られます。

 

おぼろ月夜の童謡

 

おぼろ月夜の意味は、春の夜に月がほのかにかすんでいる情景です。

その為、おぼろ月夜の時期は春季になります。

おぼろ月夜は春の季語ですが、童謡・唱歌にも使われています。

作詞・高野辰之・作詞・岡野貞一の「おぼろ月夜」を聴いたり歌ったり人もいるのではないでしょうか。

おぼろ月夜の「朧(おぼろ)」には、はっきりしない・不確かな様子・ぼんやりとかすんでいる様子などの意味があります。

黄砂のPM2.5がおぼろ月夜の原因なのでチョット心配ですね。

黄砂やPM2.5を知らなかった昔の人のほうが、日本の情景を楽しめて良かったかもしれません。