アデノウイルスの薬に副作用はある?予防方法は?
アデノウイルスの治療薬の副作用はどの程度なのだろうか?と心配の人も多いようです。
アデノウイルスは、ライノウイルス等とともに「風邪症候群」を起こす主要病原ウイルスです。
多くのアデノウイルスの潜伏期は5~7日です。
アデノウイルスの感染経路は便・飛沫・直接接触になります。
アデノウイルスに感染すると、アデノウイルスが扁桃腺やリンパ節の中で増殖します。
アデノウイルスに感染すると、肺炎・プール熱と言われる口頭結膜熱・流行性角結膜炎(EKC)・出血性膀胱炎・急性濾胞性結膜炎・胃腸炎などの病気になります。
次に、アデノウイルスのこと・アデノウイルスの予防方法・アデノウイルスの薬の副作用などについて紹介します。
アデノウイルス
アデノウイスの型によって、肺炎・プール熱と言われる口頭結膜熱・流行性角結膜炎(EKC)・出血性膀胱炎・急性濾胞性結膜炎・胃腸炎などの病気になります。
肺炎は3型・7型のアデノウイルスになります。
特に7型は重症の肺炎を起こします。
3型・7型は乳幼児がかかることが多く、髄膜炎・脳炎・心筋炎などを併発することがあるので注意が必要です。
流行性角結膜炎(EKC)は、8型・19型・37型・53型・54型・56型のアデノウイルスの感染になります。
目の充血・目やにと熱がでます。
咽頭結膜熱のような高い熱ではなく、のどの赤みも強くはなりません。
結膜炎経過後に角膜混濁が発症することがあり、数か月以上も症状が残ることがあります。
角膜汚濁が発症したら眼科での治療が必要になります。
流行性角結膜炎は伝染の恐れがなくなるまで登校禁止です。
出血性膀胱炎は11型のアデノウイルス感染になります。
排尿時痛があり真っ赤な血尿が出ます。
出血性膀胱炎では排尿時の痛みと血尿が特徴です。
怖いアデノウイルス感染症の治療薬には副作用があるのでしょうか?
アデノウイルス感染の症状と予防
アデノウイルス感染の症状は病気によって違います。
3型・7型のアデノウイルス感染による肺炎は、長引く発熱や咳や呼吸障害など重症化することがあるので注意が必要です。
3型・4型のアデノウイルス感染のプール熱(口頭結膜熱)は、1日の間に39~40℃の高熱と37~38℃前後の微熱を繰り返します。
高熱と微熱の繰り返しが4~5日ほど続きます。
高熱と微熱の繰り返し期間は扁桃腺が腫れてのどが痛みます。
8型・19型・37型・53型・54型・56型のアデノウイルス感染の流行性角結膜炎(EKC)の症状は、目が充血し、目やにが出るが高熱にはなりません。
11型のアデノウイルス感染による出血性膀胱炎での血尿がでる膀胱炎症状は、2 ~ 3日で良くなります。尿検査での潜血も10日程度で改善します。
アデノウイルス感染を防ぐ予防策に特別のものはありません。
手洗い・感染者を避ける・プールでは塩素消毒をこまめにするなどの予防対策しかありません。
アデノウイルスの薬の副作用
アデノウイルス感染の病気の治療薬の副作用の心配があるのでしょうか?
結論は、アデノウイルス感染を治療する薬での副作用はありません。
理由は、アデノウイルスには、インフルエンザのような抗ウイルス薬がありません。
アデノウイルスに感染した病気の治療は対症療法になります。
病気の症状を緩和する対症療法なので、ウイルス治療薬による副作用はありません。
対症療法の薬は、症状が出た場所によって違います。