平熱時に解熱剤を飲んでも大丈夫?解熱剤は何度から飲む?
発熱とは、医学的には体温37.5度以上になります。
一般的には、体温には個人差があるので37.4度以下でも発熱と考えられる場合もあります。
発熱すると解熱剤を飲みますが、平熱時に解熱剤を飲んでも大丈夫なのでしょうか。
また、解熱剤は何度から飲むのが正しいのか、子供が解熱剤を飲んでも良いのか知っていれば安心ですね。
発熱は体にとって悪いものなのでしょうか?
発熱の原因の一つに「感染症」があります。
感染症による発熱は、発熱することで免疫系を活性化させます。
感染症による発熱は、感染の病原体の増殖をおさえるための正常な反応と言われています。
急な発熱の主な原因には、感染症・感染症など・膠原病・悪性腫瘍・内分泌異常・血栓や塞栓症・薬剤熱などがあります。
次に、発熱したら病院にスグ行く?・解熱剤のこと・解熱剤を平熱時に飲んでも良い?・子供も解熱剤を飲んでも大丈夫?・解熱剤は何時から飲む?などの紹介をします。
発熱と病院
発熱したらスグに病院に行かなければならないのでしょうか。
病気は、早期発見・早期治療が理想的ですが、発熱が出て“スグ”に病院を受診しても発熱の原因がわからないことが多いのが現実だとされています。
原因が分からない発熱では、解熱鎮痛薬による対症療法が行われることが多いとされています。
必要のない検査・薬が使用されて副作用が出てしまう可能性もあるようです。
通常は、市販の解熱薬・総合感冒薬などを上手に利用して、症状出現の翌日以降になってからの受診を検討する方が適切なようです。
日中に、開業医やかかりつけ医、または症状に合わせた専門医のいる一般外来を受診してください。
「慢性的な発熱」の場合は、専門的な対応になるので日中の一般外来の受診が適切だとされています。
「急な発熱」など、できるだけ早く病院を受診した方がよい場合もあります。
・意識が悪く意識がハッキリしなくなった
・普段よりも大きく血圧が下がっている
・呼吸がすごく苦しい・ 激痛がある
・数時間の経過で立ち上がれなくなった
・寒気を伴う我慢のできない震え
・数日間水分がとれていない
・抗癌剤や免疫抑制剤を使用している時などです。
次に、解熱剤のこと・解熱剤を平熱時に飲んでも良い?・子供も解熱剤を飲んでも大丈夫?・解熱剤は何時から飲む?などの紹介をします。
解熱剤
日本で認可されている解熱剤は、メフェナム酸(ポンタール)・ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)などです。
認可されている解熱剤を処方されても、小児には使わないほうが良いとする意見もあります。
小児に比較的安全に使える解熱剤は、アセトアミノフェン( カロナール、コカール、ピリナジン、アンヒバ、アルピニーなど)とイブプロフェン(ブルフェンなど)のようです。
現在の小児の解熱剤は、アセトアミノフェンとイブプロフェンが世界的に共通した見解になっているようです。
アメリカでは、アセトアミノフェンとイブプロフェンの二剤以外は小児に適応はないようです。
日本の厚生省は、小児インフルエンザ患者に対するジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)を含む解熱剤とメフェナム酸(ポンタール)の投与を制限しています。
インフルエンザの流行時期には一般の感冒も流行し、その区別は困難とされています。
現在では小児の感染症による発熱には、厚生省が制限した薬剤を使用しないことが原則となっています。
次に、解熱剤を平熱時に飲んでも良い?・解熱剤は何時から飲む?などの紹介をします。
解熱剤は平熱時に飲んでもよい?
解熱剤は平熱時に飲んでも良いのか?解熱剤は何度から飲むのかなど知っていれば役立ちますね。
解熱剤の使用目的は、単に熱を下げることではなく病状を改善する点にあります。
一般状態がよく元気な場合には解熱剤を使用する必要はありません。
解熱剤を使用する目安は、通常は38.5~39.0℃以上のときになります。
熱が高いと心配なので熱を早く下げたくなりますが、解熱剤の使用で注意すべきポイントは正常体温まで無理に熱を下げようとしないことだとされています。
1度体温が下がるだけでも気分は改善します。
食べ物や飲み物が摂取できるようになる程度まで、熱を下げるさじ加減が重要だとされています。