寒の戻り、花冷えの意味と使い方。時期はいつ?反対語は〇〇
「寒の戻り」や「花冷え」の意味を知っていると時候の挨拶に使えます。
「寒の戻り」や「花冷え」の時期はいつ頃でしょうか。
「寒の戻り」や「花冷え」など時候の挨拶の使い方を知っていれば上品な文章にまとめられます。
寒の戻りは春一番と関係しています。
春一番は、北海道や東北などの北日本と沖縄を除く地域で、その年に初めて吹く南寄りの強い風です。
春一番は例年2月から3月の半ばの、立春から春分の間に吹きます。
その年に初めて吹く東南東から西南西の強い風を春一番と呼んでいます。
春一番が吹いた日は気温が上昇しますが、翌日などから寒さが戻ることが多くなります。
春一番が吹いて気温が上昇した後に寒さが戻ることを「寒の戻り」ということがあります。
次に、寒の戻りや花冷えの意味・寒の戻りや花冷えの時期・寒の戻りや花冷えの使い方などの紹介をします。
寒の戻りや花冷えの意味
寒の戻り(かんのもどり)意味は、暖かくなった晩春の頃に一時的に異常に寒くなる現象のことになります。
寒の戻りの類義語には、花冷えや余寒(春寒)があります。
花冷えの意味は、花も咲き寒さの厳しい時期も過ぎた時期なのにまた寒さが感じられる様子になります。
花冷えは、主に桜の咲く時期に使われる言葉です。
桜が咲く時期に一時的に冷え込む事を一般的に花冷えだといいます。
寒の戻りや花冷えの時期
寒の戻りの意味は暖かくなった晩春の頃に一時的に寒くなることで、春一番の後の寒さで使うことがあります。
花冷えは寒の戻りの類義語で、桜が咲くころに使われる言葉です。
花冷えの意味は花も咲いて寒さも過ぎたころに寒さを感じられる様子になります。
寒の戻りの時期は2月4日の立春の頃から4月にかけての時期になります。
花冷えの時期は3月下旬から4月上旬ころの時期になります。
次に、寒の戻りや花冷えの使い方の紹介をします。
寒の戻りや花冷えの使い方
寒の戻りや花冷えの意味や、寒の戻りや花冷えの時期が分かれば、寒の戻りや花冷えの使い方も上手になります。
寒の戻りや花冷えなどの言葉は時候の挨拶や結びに使えます。
寒の戻りは立春からの現象なので2月中旬頃の時候の挨拶に適しています。
花冷えは桜が咲くころの寒さなので、3月下旬から4月上旬の時候の挨拶に適している言葉です。
「寒の戻り」を時候の挨拶として使う例では、「寒の戻りで寒さも厳しいですが、おかわりありませんか」などになります。
「花冷え」を時候の挨拶として使う例では、「桜も本番を迎えている季節ですが花冷えが続いています、お元気でお過ごしでしょうか」などになります。