蟻に刺された時の症状や対処法と薬の選び方

蟻に刺されたり咬まれたりしたことはありませんか。

蟻は、ハチ目・スズメバチ上科・アリ科の昆虫になります。

体長は1mm~30mmほどの小型昆虫になります。

人家の近くにも多く活動して、人に身近な昆虫なので童話やアニメなどにもなっています。

世界には1万種以上・日本でも10亜科280種以上の蟻がいます。

日本で人家の周囲に見られる蟻の多くは針を持っていません。

脆弱な針を持っている種類もいますが刺すことはあまりないようです。

蟻の種類で考えると針を持つものが多数派になります。

熱帯地域には積極的に針で攻撃する蟻の種類が多いようです。

針を持ってない蟻や脆弱な針の蟻の中には、毒液を敵や獲物に付着&飛ばして攻撃するのがいます。

針を持つ種類の蟻はハチのように針を使って毒液を敵や獲物に注入します。

ヤマアリ亜科の蟻の毒液の主成分は蟻酸です。

針で刺して攻撃する蟻の毒は、多くのハチと同様にタンパク質・ペプチドなどの生理活性物質の混合物になっています。

日本では、温暖地域の人家周辺に多いハリアリ亜科のオオハリアリ・寒冷地域の草木の上に多いフタフシアリ亜科のクシケアリ類が強力な毒針を持つ蟻です。

人家内に生息しているフタフシアリ亜科のイエヒメアリは積極的に人体を刺します。

強力な毒針ではありませんが、チクチクする不快感の被害に悩まされます。

日本に生息している蟻は、ヤマアリ亜科・フタフシアリ亜科・カタアリ亜科・ハリアリ亜科などになります。

 

次に、蟻に刺されたときの症状・対処法や薬について紹介します。

 

イエヒメアリやヤマアリ

 

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蟻に刺された時の症状は、蟻の種類で異なります。

蟻は6月~9月頃にかけて大量発生して屋内にも侵入してきます。

一般の人の主な被害の蟻はイエヒメアリになります。

イエヒメアリは家屋に住み着く蟻で体長は2~2.5mmです。

イエヒメアリの体色は、黄色から赤い色です。

温暖な気候を好む蟻なので、マンションなどの保湿性の建物や部屋の家具の裏側に巣をつくって住み着きます。

蟻の繁殖力は強く食べかすや食品など集まってきます。

ヤマアリは体長3.5~7mmの山間に生息する大きな蟻です。

ヤマアリは、刺す・咬む・蟻酸を振りかけて攻撃します。

ハリアリも針で刺す蟻です。

 

蟻に刺されたときの症状

 

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蟻に刺されたときの症状を紹介します。

イエヒメアリに咬まれるとチクっとします。

小さい痛みですが積極的に人体を刺すので、チクチクする不快感の被害に悩まされます。

強力な毒針ではないのでスグに痛みは治まります。

ヤマアリは人を咬む・お尻にある針で刺す・蟻酸をかけるなどの攻撃をします。

大型のヤマアリがかける蟻酸は強力です。

ヤマアリの蟻酸が皮膚にかかると皮膚を腐食させるので激しい痛みを感じます。

蟻酸が目に入ると最悪の場合は失明するリスクが高まります。

山の中ではヤマアリには注意が必要です。

ハリアリが刺すと鋭い痛みを感じます。

ハリアリの刺されると赤い炎症を発症します。

 

蟻に刺された時の対処法

 

蟻に刺された時の対処法を紹介します。

対処法1・蟻に刺された傷口を水で洗い流します。

蟻の毒の蟻酸を洗い流して炎症が悪化しないようにします。

対処法2・蟻に刺されたところが腫れやかゆみがあるときは刺された部分を冷やします。

冷やすことで、かゆみの原因物質のヒスタミンの分泌や炎症を抑えられます。

対処法3・かゆみや痛みには抗ヒスタミンやステロイドを含む軟膏を傷口に塗ります。

抗ヒスタミン系の薬はかゆみを抑えます。

ステロイド系の薬は炎症を鎮めます。

抗ヒスタミン&ステロイド系配合の塗り薬もあります。