水道水のトリハロメタンの危険性と除去方法

トリハロメタンとは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムという4種類の成分の総称です。

lisa78_naniittenda20141018102414_tp_v

浄水場で使用される残留塩素と、川や湖の天然水に含まれるフミン質成分が、化学反応を起こして生成される4種類の有機塩素化合物です。

(クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム)を総称して「総トリハロメタン」といいます。

「総トリハロメタン」には肝毒性があるので注意が必要です。

また、クロロホルムとブロモホルムには発ガン性があるとされています。

 

ジブロモクロロメタンとブロモジクロロメタンは動物実験で突然変異(催奇形性)を誘発することが明らかになっています。

 

現在の浄水処理方法ではこのトリハロメタンを完全には除去できていません。

 

次に、水道水に含まれている総トリハロメタンについて紹介します。

 

トリハロメタンの毒性

suidousui

トリハロメタンは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムになります。

トリハロメタンの毒性を紹介します。

肝毒性がクロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムにあります。

 

発がん性がクロロホルムとブロモホルムにあります。

 

トリハロメタンには発ガン性があるだけでなく大量に摂取すれば中枢機能や肝臓機能に障害を起こす危険性があります。

 

疲労や無気力集中力の低下や流産率のアップにつながる説もあるのでトリハロメタンには注意が必要です。

 

水道水とミネラルウォーター

水道水とミネラルウォーターではどちらにトリハロメタンが多く含まれているのでしょうか。

 

水道水とミネラルウォーターでは水質基準値が異なります。

 

水道法は水道法で水質基準値が決められています。

 

ミネラルウォーターは食品衛生法で水質基準値が決められています。

 

水道水の水質基準は51項目があります。

 

ミネラルウォーターには18項目の基準があります。

 

水道水とミネラルウォーターを比べると圧倒的に水道水のほうが厳しくなっています。

 

ミネラルウォーターよりも圧倒的に基準が厳しい水道水ですが残留塩素があります。

 

水道水のトリハロメタンの規制値は0.1ppm以下です。

 

毎日3リットルの水道水を70年間飲み続けた場合で10万人に1人に癌を発症するレベルです。

 

通常の日常生活では毎日3リットルの水道水を飲み続けるのは難しいので心配はなさそうです。

 

トリハロメタンの除去

tp202

水道水のトリハロメタンが心配な人は沸騰させてから飲んでください。

 

水を沸騰させれば塩素がほかの物質と結合しなくなります。

 

カルキ臭が気になる人も煮沸すればOKです。

 

沸騰させる時間は15分~20分は必要です。

 

水道水のトリハロメタンの除去には浄水器を使用する方法もあります。

 

浄水器のろ過で塩素やトリハロメタンは取り除かれます。

 

長時間の煮沸が面倒な人は浄水器をおススメします。

 

浄水器を使用するときにはカートリッジを定期的に交換することを忘れてはいけません。

保存

保存

保存