モモンガ、ムササビ、ヤマネの違い。日本にしかいないのはどれ?

モモンガとムササビとヤマネの違いが分かれば、動物園でも楽しめそうです。

モモンガ・ムササビ・ヤマネの見分け方を知っていれば、子供に聞かれても自信をもって答えられますね。

モモンガの漢字表記は「摸摸具和」になります。

モモンガは、ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科モモンガ族に属しています。

モモンガは、滑空によって飛翔する性質を持ちます。

狭義では、「ニホンモモンガ」を指します。

ムササビの漢字表記は「?鼠」・「?鼠」になります。

ムササビは、ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科ムササビ属に属しています。

ヤマネの漢字表記は「山鼠」・「冬眠鼠」になります。

ヤマネは、哺乳綱ネズミ目(齧歯目)ヤマネ科ヤマネ属に分類されます。

ヤマネ別名には「ニホンヤマネ」もあります。

 

次に、モモンガ・ムササビ・ヤマネの違いや、モモンガ・ムササビ・ヤマネの見分け方などを紹介します。

 

モモンガ

 

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モモンガ・ムササビ・ヤマネの違いや、モモンガ・ムササビ・ヤマネの見分け方が分かるために「モモンガ゙」の概要を紹介します。

モモンガの特徴は、前脚から後脚にかけて張られた飛膜を広げて滑空することです。

ニホンモモンガの体長14~20cm・尾長10~14cm・体重150~220gです。

ムササビは体重1500gまで大きくなるので、モモンガはムササビよりはるかに小さい動物になります。

モモンガは夜行性で日中は樹洞等に潜んでいます。

モモンガは、平安時代にはムササビと区別されていませんでした。

平安時代には、「モミ」や「ムササビ」と呼ばれていました。

モモンガの名は「モミ」が転じて「モモ」となり、「モモングァ」から「モモングァー」・「モモンガー」を経て「モモンガ」になったと推測されています。

日本各地に方言語形として残っている「モモ」や「モマ」の呼び名は、モモンガの意味で使用している地域は少ないとされています。

北海道のエゾモモンガは子守する神としてアイヌ民族に知られていたようです。

日本でペットとして愛玩されているフクロモモンガは有袋目になります。

 

ムササビ

 

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モモンガ・ムササビ・ヤマネの違いや、モモンガ・ムササビ・ヤマネの見分け方が分かるために「ムササビ゙」の概要を紹介します。

ムササビは日本の固有種で、本州・四国・九州に生息しています。

山地や平地の森林に生息していて、巣は大木の樹洞や人家の屋根裏などです。

ムササビは夜行性で冬眠はしません。

長い前足と後足との間に飛膜と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空して樹から樹へと飛び移ります。

ムササビは120m以上の滑空が可能で、滑空に利用できる高木の多い鎮守の森を好んでいます。

ムササビの食べ物は、ケヤキやカエデなどの若葉・種子・ドングリ・カキの果実・芽・ツバキの花・樹皮などです。

季節に応じてさまざまな樹上の食物を食べるようです。

ムササビの体長は27~47cm・尾長28~41cm体重700~1500gです。

近縁のモモンガ類に比べて大柄で、日本に生息するネズミ目としては、在来種内で最大級だと考えられています。

ムササビの別名には、「ノブスマ(野臥間、野衾)」・「バンドリ」・「オカツギ」・「ソバオシキ」・「モマ」などがあります。

 

ヤマネ

 

モモンガ・ムササビ・ヤマネの違いや、モモンガ・ムササビ・ヤマネの見分け方が分かるために「ヤマネ」の概要を紹介します。

ヤマネは、樹上棲で森林に生息しています。

夜行性で、枝の間を跳躍したり、細い枝はぶらさがりながら移動します。

樹洞にコケや樹皮を集めた巣を作ります。

岩の上や割れ目やスズメバチの古巣に巣をつくることもあるようです。

外気温が12~14℃まで下がると、樹洞や腐った木の樹皮の隙間・地中・落ち葉の下などで冬眠します。

冬眠時は複数個体が集まっていることが多いようです。

丸まって冬眠する様子から「マリネズミ」・「コオリネズミ」の俗称もあります。

食性は雑食で、主に昆虫を食べます。果実・種子・木の芽・鳥類の卵なども食べます。

ヤマネの体長は6.8~8.4cm・尾長4.4~5.4cm体重14~23gです。

モモンガ・ムササビ・ヤマネの違いは大きさになります。

モモンガの体長は14~20cm・ムササビの体長は27~47cm・ヤマネ体長は6.8~8.4cmなので、見分け方は難しくなさそうですね。