右側の背中が痛いときの原因、病気、前兆
背中が痛い右側に可能性がある病気には、胆石症・胆のう炎・腎結石・尿管結石・腎盂腎炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・帯状疱疹などがあります。
右背中の痛いときに右肩甲骨下の痛みを感じたときには、肝炎・肝臓がんや胆のうがんなどの疑いもあります。
肩甲骨周辺の筋肉疲労や肩甲骨の異常などもあるので、病院での診察をおススメします。
右背中や肩甲骨の下が痛いからと言って、胆石症・胆のう炎・胆のうがん・肝炎・肝臓がんや筋肉の障害とは限りません。
首の骨がまっすぐに伸びてしまうストレートネックといわれる状態になると肩甲骨の下や右背中の痛みを感じることもあるようです。
また、食べ過ぎなどでの消化不良でも右背中や肩甲骨の下が痛む場合もあります。
右背中や肩甲骨の下が痛い時には自己判断しないで、痛みが2~3日続くときには病院での診察をおススメします。
次に、背中が痛い右側の病気・右背中が痛い・右肩甲骨下が痛い病気などの紹介をします。
背中が痛い右側の内臓の病気
右背中が痛い・右肩甲骨下が痛い時の内臓の病気には、胆石症・胆のう炎・腎結石・尿管結石・腎盂腎炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・肝炎・肝臓がん・胆のうがんなどがあります。
胆のうの中で胆汁が固まると胆石になります。
胆石が胆のうの出口に詰まると激痛があります。
胆石が胆のうの出口に詰まって激痛が起きる病気が胆石症です。
胆石症はチョット太めの40~50代の女性に多い病気です。
胆石症になると、みぞおちから右上腹部の痛み・右肩から背中の右側の痛み・冷や汗や寒気・吐き気や嘔吐・黄疸・39度以上の高熱が発生します。
高熱が出ているときには重篤なケースがあるのでスグに病院での診察をおススメします。
腎結石・尿管結石
背中が痛い右側の病気・右背中から痛い症状が右肩甲骨下まで広がっているときには、腎結石や尿管結石もあります。
尿の通り道(尿路)にも石が詰まります。
腎臓に石ができるのを「腎結石」・尿管に石ができるのを「尿管結石」と呼びます。
腎結石には自覚症状がありませんが尿管結石は激痛が現れます。
尿管結石の症状には、下腹部から脇腹から背中にかけての激痛・吐き気や嘔吐・冷や汗・男性は鼠径部や陰嚢の痛み・女性は外陰部の痛み・血尿・排尿痛・残尿通・頻尿・膀胱炎などが現れます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
背中が痛い右側の病気で、右背中の痛い症状が右肩甲骨下まで広がっている場合には胃潰瘍や十二指腸潰瘍もあります。
胃潰瘍は胃から分泌された消化液で胃粘膜が傷ついた病気です。
十二指腸潰瘍は十二指腸から分泌された消化液で十二指腸が傷ついた状態です。
ピロリ菌やストレス・飲酒・喫煙などが原因と考えられています。
病気が進行して粘膜に穴が開いた状態になると腹部・右背中・右肩付近まで痛みが広がります。