単純ヘルペスはうつる?どれくらいで治る?
単純ヘルペスは“うつる”ので注意が必要です。
単純ヘルペスウイルスによる感染症が増えているようです。
ヘルペスウイルスの感染には注意が必要です。
そもそもヘルペスとはどのような状態をいうのでしょうか。
ヘルペスとは、水ぶくれが集まった状態をいいます。
ヘルペスとは、「ヘルペスウイルス」による感染症になります。
一般的には、人に感染するヘルペスウイルスは8種類だといわれています。
人に感染するヘルペスウイルスと病気を紹介します。
・単純ヘルペスウイルス1型に感染すると、口唇ヘルペス・ヘルペス性歯肉口内炎・カポジ水痘様発疹症・角膜ヘルペスなどを発症します。
・単純ヘルペスウイルス2型に感染すると、性器ヘルペスなどを発症します。
・水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると、水ぼうそうや帯状疱疹を発症します。
エプスタイン・バーウイルスに感染すると、伝染性単核症を発症します。
サイトメガロウイルスに感染すると、肺炎や網膜炎を発症します。
ヒトヘルペスウイルス6に感染すると、突発性発疹や脳炎などを発症します。
ヒトヘルペスウイルス7に感染すると、突発性発疹を発症します。
ヒトヘルペスウイルス8に感染すると、カポジ肉腫を発症します。
次に、単純ヘルペスのこと・うつるのか?・どれくらいで治る?などの紹介をします。
単純ヘルペス
単純ヘルペスには1型と2型の2つのタイプがあります。
口唇ヘルペス・ヘルペス性歯肉口内炎・カポジ水痘様発疹症・角膜ヘルペス・性器ヘルペスの発症の原因は、単純ヘルペスへの感染が原因のようです。
単純ヘルペスウイルス1型はくちびるや顔面などの上半身で発症します。
単純ヘルペス2型は性器を中心とする下半身で発症します。
昔は、子供時代にほとんどの人が家族の口唇ヘルペスに感染していたようです。
近年は、衛生状態・核家族化などの生活環境の変化でウイルスの抗体を持っている人が減っています。
現在では、20~30代の約半数の人しか抗体を持っていないようです。
子供時代に単純ヘルペスウイルスに初感染すれば症状がほとんどないなど軽く済みます。
子供時代に単純ヘルペスに“うつる”と軽く済みますが、大人になってからの初感染は重症化するので注意が必要です。
単純ヘルペス1型と2型
単純ヘルペスに“うつる”なら子供時代ですね。
子供時代に単純ヘルペス1型に初感染して1型に対する抗体をもっていると、2型にも感染しにくくなるようです。
もし単純ヘルペス2型に感染してヘルペスが発症しても軽症で済みます。
子供時代に単純ヘルペス1型に感染した人であれば、成人になってからの性器ヘルペスに感染する心配が減りますね。
子供時代に、口唇ヘルペスなどの経験がない人は性器ヘルペスへの注意が必要です。
単純ヘルペス2型
単純ヘルペス2型は性交渉で“うつる”ので、子供時代に単純ヘルペス1型に感染していない人は注意が必要です。
子供時代の単純ヘルペスウイルス感染は軽いですが、大人になってからの単純ヘルペス2型感染は重症化する可能性があります。
性器ヘルペスに感染すると、水ぶくれが現れる前に性器への違和感・太ももや脚の付け根などの皮膚にピリピリ、チクチクの痛みなどがあります。
次に、患部に小さな水ぶくれが密集してでき、軽いかゆみ・ほてり・痛みなどがでます。
次に、水ぶくれが破れてただれ・潰瘍になります。
女性では痛くて排尿できないこともあり、脚のつけ根のリンパ腺が腫れて痛みます。
通常は、2~3週間くらいで治まります。
薬を使えば早く治せます。
単純ヘルペス感染は、初感染・再発・体調の具合などで症状の程度が大きく異なります。