ニホンとニッポンの違い、由来

日本の読みは、「にほん」と「にっぽん」のどちらにしていますか。

「にほん」と「にっぽん」の違いや、「にほん」や「にっぽん」の由来などが気にする人も多いようです。

「にほん」と「にっぽん」の漢字表記は「日本」です。

日本の概要をまとめます。

日本は日本国とも呼ばれます。

日本(にほん、にっぽん)は、日本列島および南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などからなっている、公用語を日本語とする東アジアの島国です。

日本列島とは、北海道・本州・四国・九州の主要四島及びそれに付随している島々になります。

日本には、本土5島・離島6847島の6852の島があります。

議会制民主主義国家で、首都は東京都です。

日本の気候は四季の変化に富み、国土の多くは70%が山地部で30%が平野部になります。

人口は平野部に集中しています。

日本国内には行政区分として47都道府県があります。

日本の最東端は、東京都小笠原村の南鳥島になります。

最西端は沖縄県八重山郡与那国町の与那国島北北西260mに位置する「トゥイシ」になります。

最南端は、東京都小笠原村の沖ノ鳥島になります。

最北端は、北海道稚内市の弁天島になります。

日本政府が領有権を主張する領域の最北端は、北海道蘂取郡蘂取村の択捉島カモイワッカ岬になります。

 

次に、「にほん」と「にっぽん」の違い・「にほん」と「にっぽん」の由来、などを紹介します。

 

にほん

 

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「にほん」と「にっぽん」の違いや、「にほん」と「にっぽん」の由来を分かるために「にほん」の概要を紹介します。

「にほん」は「日本(ひのもと)」を音読したときの言葉になります。

日本の呼称が「にほん」になります。

「にほん」は、日本国をあらわす言葉として使われている1つです。

歴史では「にほん」は「にっぽん」よりも後の時代にできた読み方とされています。

平仮名は平安時代に生まれましたが、平仮名には「っ」という促音便と半濁音を表記方法がなかったので、「にほん」に徐々に変化したのでなないかと考えられています。

日本の使い方には、

・日本語学校(にほんごがっこう)・日本語教育(にほんごきょういく)

・日本歯科医師会(にほんいしかい)・日本航空(にほんこうくう)

・日本経済新聞(にほんけいざいしんぶん)、などがあります。

 

にっぽん

 

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「にほん」と「にっぽん」の違いや、「にほん」と「にっぽん」の由来を分かるために「にっぽん」の概要を紹介します。

日本の意味は、元は日の出るところを表しています。

日本の伝統的な呼称「ひのもと」を音読したときの言葉が「にっぽん」です。

「日本」の読み方を「にっぽん」のように音読するのは奈良時代以降になります。

大化の改新の頃に「日本」という表記が初めてされました。

このとき「日本」を音読するときに「にちほん」という呉音読みが採用されました。

「にちほん」が、時代の変化とともに次第に「にっぽん」と音読されるようになったようです。

「にっぽん」は奈良時代以降の読み方になります。

昭和9年には正式な呼称として国から国号呼称統一案として発表されました。

しかし、「にほん」の音読方法も人々に根強かったので採用されませんでした。

国号の呼び方を統一することが以前国会で議論されたこともありましたが、現在では「にほん」と「にっぽん」のどちらを使っても良いことになっています。

「にっぽん」を使った例では、は誤りになりますので、注意する必要があります。

 

NHKのにほん・にっぽん

 

「にほん」と「にっぽん」の意味には違いはありません。

「にほん」と「にっぽん」の由来は、日本の伝統的な呼称の「ひのもと」を音読した言葉です。

NHKはどう使い分けているのでしょうか。

NHKでは、昭和9年に「正式な国号として使う場合は「にっぽん」、そのほかの場合には「にほん」と言ってもよいという方針は決定しました。

「にほん」と「にっぽん」の使い分けでは、

「日本海」-「にほんかい」・東京の日本橋-「にほんばし」になります。

「日本放送協会」-「にっぽんほうそう」・大阪の日本橋―「にっぽんばし」になります。

どちらでも良いとされています。

「日本一」は、「にほんいち・にっぽんいち」があります。

「日本アルプス」にも「にほん・にっぽん」があります。

NHKも、「にほん・にっぽん」の両方を使っているようです。