マラカスの中身は何が入っている?マラカス、中身の材料

マラカスという楽器を、子供の頃に振り鳴らして遊んだ人もいるかもしれません。

マラカスを振った時の音が気になっていた記憶があります。

マラカスの中身を知りたくて、マラカスの中身の材料を調べた人もいるのではないでしょうか。

マラカスの英語表記は「maracas」です。

マラカスは、体鳴楽器に分類されるシェイカーになります。

日本では一般的にマラカスと呼んでいますが、「マラカス」は「マラカ(maraca)」の複数形になるようです。

「体鳴楽器」とは、打楽器のうちで太鼓類 を除いた種類の楽器になります。

「体鳴楽器」は奏法によって分けられています。

打合される楽器には、カスタネット・シンバル・拍子木・クラベス、などがあります。

打鳴らす楽器には、ゴング類・木琴類・鐘類、などがあります。

踏鳴らす楽器には、板・壺・スリット・ドラム、などがあります。

つき鳴らす楽器には、棒・筒、などがあります。

振鳴らす楽器には、ガラガラ類・シストルム・マラカス・アンコロン、などがあります。

すり鳴らす楽器には、グイロ・カバーサ・ささら・グラスハーモニカ、などがあります。

はじき鳴らす楽器には、口琴・サンザ、などがあります。

「体鳴楽器」は太古から世界中に分布していました。

マラカスは、体鳴楽器の中の振鳴らす楽器になります。

振鳴らす楽器のマラカスの仲間の楽器には、シストルムやアンコロンなどがあります。

 

次に、マラカスのこと・マラカスの中身・マラカスの材料・シストルム、などの紹介をします。

 

マラカス

 

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マラカスは、手に乗るほどの大きさの柄の付いた中空の球の形をしています。

中空の球の中には、小さな玉が入っています。

マラカスを使った演奏をする時には、音階の違うものを2個用意します。

音階の違うマラカスを両手に持って、それぞれを振って音を出します。

マラカスの楽器は、マンボやサルサなど、スペイン語圏のラテン音楽で使われることが多いようです。

スペイン語圏のラテン音楽ではマラカスが使われますが、ポルトガル語圏のブラジルのサンバでは、ほとんど使用されることはありません。

玉を中空の球の中に入れない外に巻き付けた楽器もあります。

中空の球の外に巻き付けた楽器は「カバサ」と呼ばれています。

マラカスを演奏する時には、楽器を軽く持ってから急激に楽器の球の半径ほど下げて、強く柄を握るようにします。

円を描くように振り鳴らせば連続的に演奏できます。

次に、マラカスの中身・マラカスの中身の材料を紹介します。

 

マラカスの中身の材料

 

マラカスは、本来はヤシ科のマラカの実を乾燥させて作ります。

現在のマラカスには、木製や合成樹脂製のものが多くなっています。

合成樹脂製でつくられたマラカスは、音質が劣りますが丈夫で安価なのでカラオケ店にも置いてあります。

マラカスの中身の材料は、本来は植物の種や小石だったようです。

最近のマラカスの中に入っている材料は、プラスチックや金属の粒になっています。

本来の植物の種子や小石では、長期間使っている間に削れて小さくなる欠点があります。

マラカスの中に入っている種子や小石が削れて小さくなると、音が小さくなったり、リズムの切れが悪くなります。

最近では、一定の音色を長期間保つために、プラスチックや金属性の粒が人気があるようです。

 

シストルム

 

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マラカスは、体鳴楽器の中の振り鳴らす楽器です。

マラカスのような振り鳴らす楽器には、シストルムやアンコロンという楽器もあるようです。

シストルムは、古代エジプト・メソポタミアのガラガラになります。

振り鳴らす楽器に分類されていますが、楽器というよりも儀式での道具になります。

古代エジプトの壁画にはシストルムを持っている女性が描かれています。

エジプト神話にはシストルムを持っている、バステトと呼ばれている女神が登場しています。

バステトと呼ばれている女神は、頭が猫で首から下が人間です。

次に、マラカスのこと・マラカスの中身・マラカスの材料などの紹介をします。