4月下旬でもまだ花見ができる遅咲き桜

遅咲き桜とは桜の開花シーズンである3月~4月初旬の時期を過ぎてから楽しめる桜になります。

桜には早咲き桜・遅咲き桜・紅葉と一緒に楽しめる十月桜他があります。

桜(さくら)の語源には、古事記に登場する「このはなさくやひめ」の“さくや”が転化したものだという説などいろいろあります。

日本では平安時代より前までは野生の桜を観賞していたようです。

万葉の時代は梅をめでる文化が広まっていたことから桜の数は少なかったようです。

平安の時代になってから野生の桜を都市部に移植して観賞するようになったとされています。

桜の花見の風習は9世紀前半の嵯峨天皇だとされています。

戦国武将の花見では桃山時代の豊臣秀吉が良く知られています。

江戸時代に日本の桜の発祥の地とされる奈良の吉野の桜を上野の寛永寺や墨田川河畔に植えたことから一般庶民の花見が盛んになりました。

桜の種類は沢山ありますが桜全体の80%はソメイヨシノだと言われています。

 

次に、桜の種類と遅咲き桜の開花時期や場所などの紹介をします。

 

遅咲き桜の種類

遅咲き桜の種類

遅咲き桜の種類には、

・「普賢象(フゲンゾウ)」・「関山(カンザン)」・「一葉(イチヨウ)」・「松月(ショウゲツ)」

・「御車返し(ミクルマカエシ)」・「嵐山(アラシヤマ)」・「糸括り(イトククリ)」

・「天の川(アマノガワ)」・「朱雀(シュザク)」・「福禄寿(フクロクジュ)」・「雨宿(アマヤドリ)」

・「御座の間匂」・「白妙(ソロタエ)」・「万里香(バンリコウ)」・「日暮(ヒグラシ)」・「長州緋桜」

・「有明(アリアケ)」・「細川匂い(ホソカワニオイ)」・「鬱金(ウコン)」・「御衣黄(ギョイコウ)」

・「八重紫」・「八重紅大島桜」・「琴平」・「楊貴妃」・「市原虎の尾」・「手弱女(タオヤメ)」

・「衣笠(キヌガサ)」・「従二八重桜」・「松前更紗」・「紅笠」・「紅豊」・「花笠」・「蘭蘭」

・「早生都」・「宝珠桜」・「北斎」・「ワビヒト」・「マノガ」などがあります。

 

遅咲きの桜の花見ができる場所

遅咲き桜の花見ができる場所

遅咲きの桜の花見ができる場所を紹介します。

「御衣黄(ギョイコウ)」は柳森神社で鑑賞できます。

柳森神社はJR秋葉原駅から徒歩で行ける神田川沿いにあります。

柳森神社に黄色い桜を見に行きませんか。

「霞桜(カスミザクラ)」は小金井公園で観賞できます。

小金井公園は日本さくら名所100選の一つにも選ばれている人気の公園です。

小金井公園にはソメイヨシノ・ヤマザクラ・カスミザクラ・オオシマザクラ・サトザクラなどの50品種約1700本の桜が植えられています。

「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」は国立劇場やJRA馬事公苑で観賞できます。

「関山」は国立劇場で観賞できます。

「八重桜(ヤエザクラ)は明治神宮外苑で観賞できます。

明治神宮外苑はJR信濃町駅から徒歩5分のところにあります。

明治神宮外苑の歩道上には500本もの桜が並んでいます。

「普賢象(フゲンゾウ)」は武蔵の公園で観賞できます。

 

遅咲き桜の開花時期

 

「御衣黄(ギョイコウ)」の開花時期は4月中旬~4月下旬です。

「霞桜(カスミザクラ)」の開花時期は4月中旬~4月下旬になります。

「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」の開花時期は4月中旬になります。

「八重桜」と「普賢象(フゲンゾウ)」の開花時期は4月下旬になります。

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