クリスマスに柊(ヒイラギ)を飾る意味、由来

クリスマスには柊(ヒイラギ)を飾り付けます。

クリスマスに柊の下でキスをすれば良いことがあるそうですが本当でしょうか?

クリスマスを英語表記すると「Christmas」になります。

「Christmas(クリスマス)」は、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭になります。

クリスマスは世界中で毎年12月25日に祝われています。

只、正教会のうちユリウス暦を使用する場合では、グレゴリオ暦の1月7日に該当する日にクリスマスを祝います。

ユダヤ教の暦・ローマ帝国の暦・及びこれらを引き継いだ教会暦では、日没を一日の境目としています。

クリスマス・イヴと呼ばれる12月24日夕刻から朝までもクリスマスと同じ日に数えられます。

世界の多くの国で、クリスマスは一般的年中行事としても楽しまれています。

神道・仏教・キリスト教が混在している日本でも、クリスマスには華やかになります。

日本でも、ジングルベルなどのクリスマスソングが親しまれています。

 

次に、柊(ヒイラギ)のこと・どうしてクリスマスに柊を飾る?クリスマスに柊の下でキスするのは?などの紹介をします。

 

クリスマスに飾る柊(ヒイラギ)

 

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クリスマスで飾られる柊は、「疼木」・「柊木」とも表記されます。

柊(ヒイラギ)は、モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木になります。

柊(ヒイラギ)の樹高は4~8mです。

楕円形から卵状長楕円形の葉は対生して革質で光沢があります。

葉の縁には先が鋭い刺となった鋭鋸歯があります。

柊は低木の常緑広葉樹なのでも盆栽などでも親しまれています。

葉に棘があるので防犯目的で生け垣に利用されていることも多いようです。

「柊の花」は初冬(立冬から大雪の前日)の季語とされています。

柊は、古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられています。

鬼門除けとして、家の庭には表鬼門(北東)に柊、裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされています。

節分の夜に、柊の枝と大豆の枝に鰯の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うという風習もあります。

 

クリスマスに柊

 

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クリスマスに柊(ヒイラギ)を飾るのはどうしてでしょうか。

クリスマスの柊は、イエスキリストに関係しています。

イエスキリストが処刑されるときにはいばらの冠をかぶらされていました。

クリスマスに飾る柊は次のような意味があるようです。

・柊(ヒイラギ)の赤い実は私たちの救いのためにイエスキリストが流した血です。

・常緑樹の柊の緑の葉は永遠の命とするなどです。

デコレーションされたクリスマスケーキを飾る柊には深い意味があります。

 

クリスマスに柊の下で

 

クリスマスに飾る柊の赤い実には,私たちの救いのためにイエスキリストが流した血の意味があるようです。

緑の柊の葉には永遠の命の意味があります。

クリスマスに柊の下でキスをすれば良いことがあると聞いていましたが、ヤドリギの間違いでした。

ヤドリギには、「愛の木」とも言われます。

クリスマスの季節に、ヤドリギの下にいる若い女性はキスを拒むことができない、という言い伝えがあるのです。

もし、キスを拒んでしまうと、翌年は結婚のチャンスが無くなってしまうと言われています。

ヤドリギの下にいる若い女性がキスを拒むと翌年は結婚のチャンスが無くなってしまうという言い伝えが発展しました。

恋人同士がヤドリギの下でキスをすると結婚の約束を交わしたことになるのでヤドリギの祝福が受けられるとされたようです。

ヤドリギの魅力的な伝説は他にもあります。

・「ヤドリギの下で友が出会うと幸せになって敵が出会うと戦いをやめる」

・「雷除けや、悪い存在から子供を守る魔除けなどになる」などです。