80歳の母の便秘が重い原因と対処方法

介護をしている80歳の母の便秘が気になっています。

高齢になると便秘で悩む人が増えてきます。

若いころには便秘で悩むことがなかった人でも加齢とともに便秘しやすくなってきます。

加齢に従って便秘の悩みが増えるのは自然なことだそうです。

誰でも加齢とともに便秘になりやすくなります。

高齢の男女で年齢による便秘しやすさを比べると、30代と60代では便秘リスクが2倍になるそうです。

高齢者が便秘になる原因で考えられるのは3つです。

・体力の衰えによる運動不足

・活動低下による食事量の減少

・常備薬の副作用などです。

高齢になると体力が衰えて運動習慣も減ります。

足腰の筋力だけでなく背筋や腹筋の筋力も低下します。

腹筋周りの筋力低下は腸の動きにも影響を与えます。

腸の動きが不調になれば便秘になりやすくなります。

筋力の低下や運動量の低下で消費カロリーが減ります。

食事量の減少は消化機能を衰えさせます。

食事量の減少と消化機能の低下で便秘になりやすくなります。

食事量の低下は水分摂取の減少にもつながります。

常備薬の副作用で便秘になるケースもあります。

便秘の副作用が出やすい薬には抗生物質や抗うつ剤などがあります。

便秘しやすい人は医師に相談して処方箋を書いてもらうようにしましょう。

 

次に、高齢の80歳の母の便秘が重い原因と対処方法などについて考えます。

 

便秘が重い原因

 

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高齢になって便秘が重くなる原因は生活習慣と食習慣の変化だと考えられます。

高齢になると筋力が低下します。

筋力が低下すれば行動が鈍くなったり動くのが億劫になります。

また、筋力低下によって骨や関節に負担をかけます。

高齢になると筋力低下に影響をうけて関節痛などが発生します。

筋力低下や関節痛などで行動時間や行動範囲や運動量が低下すれば食事量も減ります。

筋力低下で腸内の動きを不活発にして、食事量の減少や水分摂取の低下で腸内に腐敗物が溜まれば便秘が常態化するのは仕方のないことです。

便秘の改善には生活習慣と食習慣の改善がポイントです。

腹筋を鍛えて腸の動きを活発にして、食物繊維が多いバランス食を摂ることで便秘を改善してください。

 

便秘解消の一歩

 

生活習慣や食習慣をスグに改善するのは難しいことです。

また、低下した筋力を鍛えるのも高齢になると気を付けなければいけません。

高齢になってから便秘を治す方法ではトイレに行く習慣をつけることをおススメします。

一般的には便意を感じてからトイレに行きますが、高齢になって便秘の悩みがあるときには便意がなくてもトイレに行く習慣をつけることが改善の一歩になります。

高齢になると、食事量が減るので便そのものの量が減ります。

便の量が減ればトイレに行く回数も減ってしまいます。

定期的な時間にトイレに行く習慣にすることで、体が自然に便意を感じるような環境づくりができます。

高齢になるとトイレに行くにも介護の人の手が必要なケースがあります。

一人でトイレに行けないので迷惑をかけないように便意を我慢することが多くなります。

便秘を我慢することが便秘につながってしまうので、我慢することは避けなければいけません。

 

運動と食事

 

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筋力の衰えが便秘の原因なのは明らかなので運動習慣をつけましょう。

無理をしない範囲で、毎日運動することで筋力低下を予防できます。

極端な筋力トレーニングは不要です。

散歩・家事・買い物などの日常生活を自力ですることで全身運動ができます。

通常は、体が自由に動くだけの筋力をキープできれば便秘で悩むことは少なくなります。

食習慣を改善することで高齢者の便秘は改善できます。

便秘に悩む高齢者におススメのポイントは、

・食物繊維が多い野菜などを増やす

・乳酸菌配合の食品を食べる

・栄養価と栄養バランスの良い食事にする

・水分摂取量に気を付ける(食事量が減ると水分摂取も減ります)などです。