雛人形はどちらの親が買う?誰が買う?買う時期、事前調整など

桃の節句には雛人形を飾って女の子の健やかな成長を願います。

桃の節句は五節句の一つになります。

五節句は、江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めました。

五節句は、人日(じんじつ)の節句・上巳(じょうし)の節句・端午(たんご)の節句・七夕(しちせき)の節句・重陽(ちょうよう)の節句になります。

上巳の節句は桃の節句のことです。

桃の節句は雛祭と呼ばれています。

雛祭には節句人形を飾って節句料理を食べますね。

節句人形は雛人形になります。

節句料理には、菱餅や白酒などがあります。

雛人形を飾るのは節分の翌日の立春から2月中旬までに飾るのが一般的です。

立春は季節の節目の日で、節分で焼くが祓われて清められているので雛人形を飾るには最適の日ではないでしょうか。

他には、大安吉日に飾るケースもありますが遅くても雛祭りの1週間前には飾り終わっているようにします。

雛人形を飾る場所で注意したいのは湿気と直射日光です。

雛人形は湿気でカビが生えることがあります。

また、直射日光を浴びると変色の原因にもなります。

雛人形を飾る順番は上の段からに順に下の段を飾ります。

冠のある人形は、なるべく顔を触らないように注意します。

雛人形を飾るときには配置に悩むことがあります。

一度だけ説明書を見て正しく配置したら写真に撮ると良いですね。

 

次の年からは写真を見て飾り付けができます。

 

次に、雛人形はどっちの親が買う・雛人形は誰が買うのかなどの紹介をします。

 

雛人形はどっちの親が買うの?

 

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初節句が近づいてくると、雛人形の準備が気になってきます。

雛人形には、段飾りと平飾りの2種類があります。

段飾りとは、三段・五段・七段に分けて飾る雛人形になります。

平飾りは、親王飾りのみの雛人形になります。

親王とはお内裏様とお雛様のことです。

段飾りでは、お内裏様・お雛様の他にも、三人官女・五人囃子・右大臣左大臣などの随身や御所車・お雛様の嫁入り道具などをかざります。

一般的には、平飾りや段飾りなどの雛人形は女親の実家から用意するとされています。

これは、赤ちゃんはお母さんの実家から贈るという古くからの伝統が関係しているようです。

昔は、結婚すれば婿側の家庭に入り親御さんと同居するのがほとんどでした。

そのため、嫁側の両親は嫁入りした娘に会いに行くのが困難でした。

そこで、お祝い事のたびに祝いの品を持って訪ねることで娘に会うきっかけを作っていました。

これが、雛人形を女親が用意するいわれになっているようです。

雛人形はどっちの親が買うの、雛人形は誰が買うの?という答えは女親というのが昔からの習わしのようです。

 

嫁入り道具

 

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雛人形は、どっちの親が買うの?雛人形は誰が買うの?と疑問の人も多いようです。

一昔前までは、ほとんどの夫婦は嫁ぎ先の親と同居していました。

現在は、核家族化が進んで生活様式も変わり結納をしない夫婦も増えています。

昔は、結婚では嫁ぎ先の家が結納金を、嫁ぐ家が嫁入り道具を用意するのが一般的な習わしになっていました。

その為、雛人形の他にも、お宮参りの晴れ着・はま弓(羽子板)・鯉のぼり・武者幟などの、子どもの健やかな成長を祈る品のほとんどは嫁入り道具として扱われていました。

雛人形は嫁入り道具の一つだったのですね。

 

現在はどっちが買うの?

 

昔の習わしでは、女親が雛人形を買うのが昔からの習わしですが、現在は夫婦が嫁ぎ先の親と同居することは少なくなりました。

結納や結婚式をしない夫婦も増えてきた現在では、女親が雛人形を買うということもなくなってきたようです。

今は核家族化が進みました。

現在では、どちらかというと女親の方が夫婦の新居に出入りしやすい雰囲気になっています。

現在では、女親が雛人形を用意するというのは当てはまらなくなってきています。

時代の変化により雛人形の準備についての考え方も変わってきています。

雛人形はどっちの親が買うの?雛人形は誰が買うのなど、こうしなければいけないという決まりはありません。

柔軟に考えて、両家で話し合って仲良くお祝いできるのが一番です。

お祝いしたいという気持ちを第一に考えて、節句人形の準備を始めましょう。