おだいり様とおひな様は誰?身分と関係は?

お内裏様(おだいりさま)とお雛様(おひなさま)は、桃の節句でおなじみの雛飾りとして知られています。

お内裏様とお雛様の関係や、お内裏様は誰なのか、身分は?など気になる人もいます。

桃の節句は「雛祭り(ひなまつり)」とも呼ばれる、女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事になります。

桃の節句では、雛人形に桜や橘、桃の花など木々の飾り、雛あられや菱餅などを供えて、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しみます。

雛人形には、 内裏雛(だいりびな)・三人官女・五人囃子・随身・仕丁、などがあります。

雛人形の飾り方は、全国各地で色々あります。

飾り方の多くは次に3種類の飾り方になります。

・段飾りなどを含む御殿を模しての全部の飾り方

・御殿の内の一室を拝しての飾り方

・屏風を用いて御座所の有り様を拝しての飾り方、になります。

 

次に、お内裏様とお雛様の関係・お内裏様の身分・五人囃子・随身、などの紹介をします。

 

お内裏様とお雛様

 

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お内裏様とお雛様の関係やお内裏様の身分などの紹介をします。

「内裏(だいり)」とは、天皇の私的区域の名称になります。

内裏(だいり)の中に紫宸殿(ししんでん)という、元服や立太子などの儀式が行われていた場所があります。

雛人形は、紫宸殿(ししんでん)で行われた天皇と皇后の結婚の儀がベースになっています。

お内裏様(おだいりさま)は一人ではなく、天皇(お殿様)と皇后(お姫様)の二人が正解です。

お雛様は、男雛(天皇)と女雛(皇后)を加えた、雛壇に飾られるすべての人形になります。

以上から、お内裏様は天皇と皇后のことであり、お雛様は男雛・女雛・三人官女・五人囃子・随身・仕丁などの人形になります。

お内裏様とお雛様の関係は、天皇と皇后と宮中に仕える女官・お囃子・随身・従者・護衛(衛士)を指しているというのが正しいのではないでしょうか。

お内裏様の身分は、天皇と皇后になります。

 

五人囃子

 

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お内裏様とお雛様の関係は、天皇・皇后と宮中に仕えている人になります。

お内裏様の身分は天皇と皇后です。

宮中に仕えている人を模した雛人形に五人囃子があります。

五人囃子は、能のお囃子を奏でる5人の楽人になります。

雛飾りでは段飾りの三段目に配置します。

向かって右から、謡(うたい)・笛(ふえ)・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓(たいこ)の順になります。右から楽器が小さい順番に並んでいます。

 

随身

 

お雛様の随身(ずいしん・ずいじん)の紹介をします。

随身(ずいしん・ずいじん)は、雛飾りでは段飾りの四段目に配置します。

随身は通称「右大臣」と「左大臣」と呼ばれます。

向かって右が年配者の「左大臣」になります。

向かって左が若者の「右大臣」になります。

「右大臣」と「左大臣」は武官の姿をしています。

「右大臣」と「左大臣」は、正しくは近衛中将または少将になります。