収入、所得、手取りの違いと使い方。年収はどっち?年金の場合は?

収入(年収)と所得と手取りの違いが良く分からない人もいるのではないでしょうか。

収入(年収)・所得・手取りの3つが混同していると、申告書・申請書などで収入や所得を書かなければいけないケースなどで困ってしまうことになります。

収入・所得・手取りの違いがわかれば、年金収入や年金所得のことも分かります。

 

次に、給与収入・給与所得の違い・給与収入、給与所得、 手取りの概要・収入と所得と年金との関係は?などの紹介をします。

 

収入とは

 

6d983731

 

収入と所得の違いを分かるために「収入」の概要を紹介します。

「収入」とは、“入ってくるお金”になります。

サラリーマンの場合では、一年間に入ってくるお金は「年収」になります。

年収とは、一年分の給与収入です。

一ヶ月分の給与収入は「月収」になります。

サラリーマンの場合は、勤めている会社から支給される給料の額面が給与収入です。

サラリーマンの場合は、「月収」×12ヶ月が「年収」にならない場合が多いですね。

サラリーマンの一年間の収入は、「月収」の12ヶ月分に賞与(ボーナス)が加算される場合があります。

サラリーマンの「収入」には、入ってくるお金だけでなく現物支給や経済的利益も含まれる可能性があるとされています。

・会社の商品などを無償や低価格で受け取った場合

・会社の所有する土地や建物を無償または低価格で借りた場合

・会社から金銭を無利息や低い金利で借りた場合などです。

次に、給与所得と手取りのこと・給与収入と給与所得と手取りの違い・収入と所得の違いと年金などの紹介をします。

 

所得と手取り

 

f2b150fe17ee9088a39dccce90721afe

 

収入・所得・手取りの違いを分かるために「給与所得」と「手取り」の概要を紹介します。

給与所得とは給与収入から必要経費・諸経費を差し引いた金額になります。

サラリーマンの場合は給与収入から社会保険料控除・住宅ローン控除・扶養控除などを差し引いたものが所得になります。

税金は給与収入にかかるのではなく、社会保険料控除・住宅ローン控除・扶養控除などを差し引いた残りの金額にかかります。

給与収入から必要経費・諸経費などを差し引いた、税金がかかる残りの金額が給与所得です。

手取りとは、給与所得から「所得税」や「住民税」などの税金を差し引いて手元に残るお金になります。

次に、収入と所得と手取りの違い・収入と所得の違いと年金などの紹介をします。

 

収入・所得・手取りと年金

 

給与収入・給与所得・手取りの違いをまとめると、給与収入は、会社から支給される給料の額面になります。

給与所得は、給与収入から必要経費・諸経費などを差し引いた、税金がかかる金額です。

手取りは、給与所得から「所得税」や「住民税」などの税金を差し引いて手元に残るお金になります。

給与収入と給与所得の違いが分かると、年金収入と年金所得も分かるようになります。

年金収入とは、年金機構などから通知される年金額になります。

年金所得とは、年金機構から通知された年金収入の中で課税対象になる額になります。

年金所得を知りたい時には、年金収入額から公的年金控除額を差し引けば年金所得が算出されます。

手元に残る年金額は、年金所得から税金を差し引いた残りになります。