笠と傘の違い!椎茸や松茸のカサはどっちを使う?
「笠」と「傘」の文字の違いを間違うと恥ずかしいことになりそうです。
「茸(きのこ)」の“かさ”は「笠」と「傘」のどちらが正しいのでしょうか。
茸(きのこ)とは菌類になります。
特定の菌類の比較的大型の子実体になります。
茸(きのこ)という言葉は特定の菌類の総称として扱われていますが、菌類の分類のことではありません。
菌類でも子実体を作らないのは「カビ」になります。
スーパーの野菜売り場や八百屋さんで売られていますが、茸(きのこ)は植物とは明確に異なります。
茸(きのこ)の大きさに明確な基準はありません。
肉眼で確認できる程度の大きさの子実体をつくる菌類を茸(きのこ)といいます。
食用として美味しい茸もありますが、毒性を持つ種もあるので注意が必要です。
日本で食用にされている茸は約300種類あります。
人為的に栽培されている茸は十数種類あります。
次に、笠と傘の違い・茸(きのこ)のかさについてなどの紹介をします。
「笠」のこと
「笠」と「傘」の違いを知らないと子供に聞かれたときに困りますね。
笠と傘の違いが分かるために「笠」の概要を紹介します。
「笠」も「傘」も、日差しや風雨を避けるために使われている道具になります。
「笠」は帽子のように被るものです。
日差しや雨を避けるために頭に被る、薄い円錐形の帽子を「笠」と呼びます。
「笠」の材料は、井草・檜・竹などが使われています。
「笠」は古くからアジアで使われている道具です。
日本の最古の歴史書として知られている「日本書紀」にも「笠」のことが書かれています。
埴輪にも「笠」を被ったものがあります。
江戸時代までは日常生活で「笠」を使っていましたが、明治時代になってから洋傘が普及すると使われることも少なくなりました。
次に、「傘」のこと・茸(きのこ)の「かさ」について紹介します。
「傘」のこと
「笠」と「傘」の違いが分かるために「傘」の概要を紹介します。
「傘」は頭上にさして使うものです。
頭上にさして、日差しや雨を防ぐ道具を「傘」といいます。
「傘」も古くから使われている道具で、古代文明で従者が王のために傘をさしている様子が彫刻などで残っています。
日本には中国から「傘」が伝わりました。
江戸時代には和紙や竹で作った「和傘」を使っていました。
現代使っている「傘」は明治時代にヨーロッパから伝わりました。
次に、茸(きのこ)のかさについて紹介します。
茸(きのこ)のかさ
「笠」と「傘の違いは、「笠」は頭に被る道具で、「傘」は頭上にさして使う道具になります。
茸(きのこ)の“かさ”という漢字は「笠」と「傘」のどちらになるのでしょうか?
茸(きのこ)の“かさ”は「笠」になります。
茸(きのこ)のあたまの“かさ”やランプシェードは「笠」になります。