カンパチ、ブリ、ハマチの違い、見分け方。味・値段・大きさは?
カンパチ・ブリ・ハマチを漢字で書けますか?
カンパチ・ブリ・ハマチを全て漢字で書ける人はおさかな通ですね。
カンパチの漢字表記は「間八」・「勘八」になります。
カンパチは、スズキ目アジ科に分類される海水魚です。
ブリの漢字表記は、「鰤」になります。
ブリもスズキ目アジ科に分類される海水魚です。
ハマチの漢字表記は、「魚」編に「反」と書く場合もあります。
カンパチ・ブリ・ハマチの名前の由来などを知っていると子供にも自慢できそうですね。
ハマチはブリの成長過程の名前になります。
成長過程の鰤(ブリ)が「ハマチ」と呼ばれるのは、西南日本では30~40cm程度・関西では20~30cm程度の時期です。
ハマチの主な産地は、北海道の増毛・青森の深浦・新潟の佐渡・富山の氷見・石川の能登・京都の舞鶴・和歌山の宇久井・鳥取の境港・島根の浜田・高知の室戸・長崎の松浦だとされています。
次に、カンパチ・ブリ・ハマチの概要やカンパチ・ブリ・ハマチの漢字の由来などの紹介をします。
カンパチ
カンパチの漢字表記は「間八」や「勘八」です。
「間八」や「勘八」(カンパチ)の漢字の由来は正面から見た紋様のようです。
正面から見ると目の間に黒っぽく八の字の紋様が見えます。
カンパチの (目の) 間 (に) 八 (の字)の紋様が、「間八」や「勘八」などの名前になったと言われる説が有力です。
カンパチに含まれている栄養素にはEPA・DHAがあります。
EPA・DHAは青い背の魚類に多く含まれている多価不飽和脂肪酸の一つです。
EPA・DHAは人の体内では生成されません。
脂肪細胞を減らす効果があるEPA・DHAは、食品から摂取するしかないとされています。
EPA・DHAには、内臓脂肪を減らす働きがあるとされています。
体の内側からのダイエットに効果的な栄養素を豊富に含んでいるカンパチを食べませんか。
カンパチには、8種類の必須アミノ酸もバランスよく含まれています。
必須アミノ酸には、血行を良くしてコレステロールや中性脂肪を下げる働きがあります。
カンパチに含まれているカリウムには、血圧を下げる働きがあります。
高血圧が気になる人にはカンパチをおススメします。
次に、ブリ・ハマチの概要やカンパチ・ブリ・ハマチの漢字の由来などを紹介します。
ブリ
カンパチには、EPA・DHA・必須アミノ酸・カリウムなどの美容と健康をサポートする栄養成分を豊富に含んでいます。
ブリは出世魚と呼ばれています。
関西では20~30cm程度のブリをハマチと呼んでいます。
「間八」や「勘八」などのカンパチの漢字の由来は、正面から見た紋様から来ているようです。
ブリの名前の由来は、江戸時代の本草学者の貝原益軒(かいばら えきけん)にあるとする説があります。
貝原益軒が、「脂多き魚なり、脂の上を略する」と語っています。
この“脂多き魚“の「あぶら」が「ぶら」へ、さらに転訛し「ぶり」となったという説があります。
他には、「古い魚」が「古ふりたる魚」になって「ぶり」とする説もあります。
ブリの漢字表記は「鰤」です。
ブリ(鰤)の漢字の由来にはいくつかあります。
ブリの漢字の「鰤」のつくり「師」は年寄りの意味を表しています。
ブリの「鰤」の漢字には年をとった「老魚」の意味があるようです。
ブリ(鰤)は特に冬が美味しいので「師走(しわす)の魚」ということも表しているようです。
出世魚のブリ(鰤)は関東と関西で呼び名が違います。
関東では、モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリになります。
関西では、モジャコ→ツバス・ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリになります。
ハマチ
カンパチ・ブリ・ハマチは栄養成分豊富な美味しい魚です。
カンパチの漢字の由来は正面から見た紋様のようです。
ブリの漢字の由来は、年を取った老魚の意味が有力なようです。
ハマチはブリ(鰤)の成長過程での名前です。
ハマチの漢字表記に「魚」編につくりの「反」がありますが理由は不明です。
関東にはハマチという呼び名はありません。
ハマチという呼び名は関西以南になります。