塩素アレルギーの症状と対策
塩素アレルギーの症状に悩んでいる人も多いようです。
塩素は強い漂白・殺菌作用があるので、パルプや衣類の漂白剤に使われています。
塩素は水道水やプールの殺菌剤として使用されています。
塩素の大部分は海洋に戻りますが一部は揮発性塩素となります。
河川水には約5.8mg/L含まれています。
地下水( 帯水層・土壌中)の標準的塩素濃度は40mg/Lになります。
水道水の消毒に使用されている塩素の濃度は水道法の規定で1L当たり0.1mg以上の濃度を保つようになっています。
塩素は有機物と反応すると塩素臭(カルキ臭)が発生します。
塩素は発癌性が疑われるトリハロメタンを生成するといわれていますが、日本の水道基準値はWHOよりも厳しいので発がん性を問題視する必要はないとされています。
塩素を含んだ水道水により、コレラなどの病気の発生を防いでいます。
近年は水道水の高度処理が進んでいるので塩素臭は弱まっています。
塩素ガスを吸引すると呼吸器に損傷を与えるので注意が必要です。
塩素ガスが目や呼吸器の粘膜を刺激して咳や嘔吐がおきます。
塩素による中毒症状が重大だと呼吸不全で死に至るケースもあります。
液体塩素に直接触れると炎症を起こします。
塩素を浴びてしまったらスグにその場から離れて着ていた衣服を脱ぎます。
緊急に医療機関での処置が必要です。
次に、塩素アレルギーの症状と対策を紹介します。
塩素アレルギーの症状
塩素アレルギーの症状を知ることで対応がスグにできます。
塩素は水道水やプールなどに入っています。
水道水に含まれている塩素は微量なので問題がありませんが、プールに含まれている塩素は水道水よりも多いのでアレルギー症状がでる人もいます。
塩素アレルギー症状には、・酷い鼻づまり・くしゃみ・咳・皮膚の赤み・発疹・水膨れ・ただれ・などがあります。
プールと塩素アレルギー
プールには雑菌の繁殖を抑えるために水道水よりも塩素濃度が高くなっています。
塩素濃度が高いプールの水がアレルギーの引き金になることもあります。
塩素アレルギー症状には個人差があります。
プールで泳いだ後に塩素アレルギー症状が気になるときには皮膚科や耳鼻科の診察をおススメします。
プールに入った後に塩素アレルギー症状が出たら医療機関を受診して医師に伝えることが大切です。
塩素アレルギー症状が悪化すると、動悸・だるさ・食欲不振などの症状に繋がります。
塩素アレルギー対策
塩素アレルギー症状が気になったらチェックしませんか。
家庭でできる塩素アレルギーのチェック法があります。
薄めた塩素を腕に垂らして皮膚の変化を見る方法です。
塩素アレルギー症状が気になる人は、医療機関で血液検査をして判断する方法を試しませんか。
アレルギー外来がある医療機関を利用するのがベストです。
塩素アレルギーの診断を受けた場合は、診断書を交付してもらってプールに入らないようにしてください。
高い塩素濃度の液に触れたら、皮膚についた塩素をできるだけ早くしっかり洗い流してください。
塩素アレルギー症状の治療法としては、皮膚の炎症にはステロイド剤を塗布します・鼻詰まりには点鼻薬を処方されます。