ウニの漢字の表現「雲丹」「海胆」「海栗」の使い方の違い
ウニの漢字には「雲丹」・「海胆」・「海栗」があります。
「雲丹」「海胆」「海栗」の違いがあるのか気になっている人も多いようです。
ウニは、ウニ綱に属する棘皮動物の総称になります。
ウニでは多くの種が全身に棘もっています。
ウニは、一般的には体表が多数の棘で覆われて球形から半球形や平板型をしています。
殻の下面に丸い穴があり、ここに口があります。
口の内部にはウニのそしゃく器官があります。
口には白い石灰質の5個の歯があります。
ウニの口は「アリストテレスの提灯」とも呼ばれています。
ウニの棘は防御と共に運動器官や視覚器官の役割もあります。
ウニは棘や管足を動かして、ゆっくりと移動します。
通常は岩に張り付いている時間が多いようです。
ウニは海藻やデトリタスを食べる種類が多く、ウニの過剰な増加は海藻群落の食害に繋がります。
北洋では、ウニが多産する海岸ではコンブが生育出来なくなることがあります。
近年の調査研究結果では、ウニの中には寿命が200歳になることが判ってきました。
生殖能力では100歳を超えても、10歳のウニと変わらない機能があることが判っています。
次に、ウニの漢字と「雲丹」「海胆」「海栗」の違いの紹介をします。
ウニの栄養素
ウニの漢字には「雲丹」・「海胆」・「海栗」があります。
どれもウニを表す漢字ですが、少しだけ「雲丹」「海胆」「海栗」の違いがあるようです。
ウニはトロリとした濃厚な食感で美味しいですね。
ウニ丼など食べると、いつまでもウニの濃厚な食感を口の中に残しておきたいほどです。
ウニには、ほうれん草の約3倍・アスパラガスの約2倍以上の葉酸が含まれています。
他には、タンパク質・ナトリウム・カルシウム・カリウム・鉄・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・食物繊維が含まれています。
食べられるウニ
ウニの漢字には「雲丹」・「海胆」・「海栗」があります。
「雲丹」「海胆」「海栗」の違いは何でしょうか?
ウニの種類は世界で800種類以上ありますが、日本で食用とされているのは5種類くらいです。
日本で食べられているウニは、「ばふんうに」・「むらさきうに」・「えぞばふんうに」・「きたむらさきうに」・「あかうに」などです。
「ばふんうに」は棘が短く密生している小型のウニで馬糞に似た形をしています。
「むらさきうに」は濃い紫色をしたウニです。
「えぞばふんうに」は北海道が主な産地で、「ばふんうに」に似ています。
「きたむらさきうに」は「むらさきうに」に似ています。
「あかうに」は関東以南に生息しているウニです。
ウニの漢字の「雲丹」「海胆」「海栗」の違い
ウニの漢字の「雲丹」「海胆」「海栗」の違いを紹介します。
「海胆」は、動物の胆(肝臓)のように美味しさと貴重性があったことから海の胆と書いて「海胆」と呼ばれるようになったようです。
「海栗」は、栗のような外見から海の栗と書いて「海栗」と呼ばれるようになりました。
「海胆」と「海栗」は、新鮮で甘くて濃厚な味わいの生ウニを指す言葉になります。
「海胆」や「海栗」は“生うに”を指すのに対して「雲丹」は加工食品になります。
「雲丹」は生ウニを塩漬けした食品になります。
ウニを素材とした加工食品が「雲丹」です。