じゅげむ(寿限無)の歌の意味

寿限無(じゅげむ)を聞いたことがありますか。

寿限無(じゅげむ)は、早口言葉あるいは言葉遊びとして知られる古典的な噺です。

落語の前座噺の寿限無(じゅげむ)は、上方落語では違う呼び方だったようです。

上方落語では、古くは「長名」と言われていたとされています。

じゅげむ(寿限無)の歌の意味は、生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えた名前になります。

子供が元気で長生きできるようにと、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話です。

日本で最も長い名前としてしばしば語られる噺です。

じゅげむ(寿限無)は、落語家によって一部細かい部分での違いが見られます。

 

次に、じゅげむ(寿限無)・じゅげむ(寿限無)の歌の意味・じゅげむから派生した新作落語、などの紹介をします。

 

じゅげむ(寿限無)

 

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NHKの教育テレビの「にほんごであそぼ」での紹介された、じゅげむ(寿限無)を紹介します。

寿限無、寿限無、

五劫の擦り切れ、

海砂利水魚の、

水行末・雲来末・風来末、

喰う寝る処に住む処、

藪ら柑子の藪柑子、

パイポ・パイポ・パイポのシューリンガン、

シューリンガンのグーリンダイ、

グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの、

長久命の長助

以上になります。

寿限無(長介)の噺は、落語家によって細かい部分の違いはあります。

次に、じゅげむ(寿限無)の歌の意味を紹介します。

 

寿限無の意味

 

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じゅげむ(寿限無)の歌の意味を紹介します。

「寿限無」とは、幸福(寿)が限りないという意味になります。

「五劫の擦り切れ」とは、永久に近いほど長い時間の意味になります。

「海砂利水魚」とは、海の砂利や水の中の魚のように限りがないという意味です。

「水行末・雲来末・風来末」とは、水・雲・風の来し方行く末には果てがないといういみです 。

「喰う寝る処に住む処」とは、衣食住に困らないで生きていけることを祈った意味です。

「藪ら柑子の藪柑子」とは、生命力豊かな縁起物の木の意味です。

「パイポ・パイポ・パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナー」にはいろいろな説があります。

唐土のパイポ王国の歴代の王様の名前でいずれも長生きしたという架空の話とする説。

グーリンダイはシューリンガンのお妃様とする説。

ポンポコピーのポンポコナーは2名の子供(娘)達という説などです。

「長久命」とは、長く久しい命の意味です。

「長助」は長く助ける意味があります。

 

じゅげむから派生した新作落語

 

じゅげむ(寿限無)を元にした新作落語はいくつかつくられています。

・三笑亭夢之助の「寿限たら」

・4代目桂福團治の「大人になった寿限無」

・三遊亭白鳥の「スーパー寿限無」などがあります。

3代目三遊亭圓丈「新寿限無」もあります。

他には、笑福亭笑子の「新・寿限無」などもあります。