山開き、川開き、海開きをする意味、時期、対義語
夏季が近づくと、山開き・海開き・川開きなどの言葉を聞くことが多くなります。
毎年6~7月は、各地で山開きや海開きが行われます。
住んでいる近くに山や海がある人は、山開きや海開きは身近な行事になります。
山開きや海開きは、都市部に住む人には馴染みが少ないようです。
山開きや海開きの言葉は知っていても、正確な意味までは知らない人も多いようです。
「山開き」の意味や、山開きの反対語があるのかなど気になります。
「海開き」の意味や、海開きの対義語や、「川開き」の意味なども知っていれば役立ちそうです。
次に、山開きの意味・山開きの反対語・海開きの意味・海開きの対義語・川開きの意味、などの紹介をします。
山開き
山開きや海開きだけでなく、川開きという場合もあります。
「○○開き」という言葉の始まりは、「山開き」だと言われています。
海開や川開きは、「山開き」にならって各地で行われるようになった行事のようです。
山開きの意味は、山への立ち入りの可能期間の始になります。
昔の人にとっては、山は信仰の対象でした。
山によっては、女性は入ることすらできないこともありました。
男性でも、むやみに山へ入ることはできませんでした。
自由に立ち入りができなかった山でも、一定期間だけ登山することが許される時期があります。
「山開き」は、山への立ち入り可能な期間の始まりを示す行事になります。
有名な山の神社などでは、毎年開山の時期に祭りが行われています。
現在の「山開き」の時期は、登山の安全性の観点から決められている場合が多いようです。
山開きをしていない時期でも山に登ることは可能ですが、雪崩などの危険を避けるため、山開きの時期以外は登山を避けるほうが無難です。
山開きの反対語には、山じまい・山終い・山仕舞い・仕舞い、などの言葉があるようです。
次に、海開きの意味・海開きの対義語・川開きの意味、などの紹介をします。
海開き
山開きの意味は、山への立ち入り可能な期間の始まりを示しています。
山開きの反対語は「山じまい」と言われています。
海開きは、海水浴場を開設する意味になります。
海開きの対義語には、「海じまい」・「海閉じ」などがあります。
「海びらき」・「浜開き」とも言われる「海開き」は、海水浴場の開設・開設する日・開設日の行事などになります。
海水浴場では、開設期間を定めていろいろなサービス提供を行っています。
・監視員配置・ライフセーバーの配置・サメ防護ネット・クラゲ防止ネット
・オイルフェンスの設置・駐車場・更衣室・シャワー・トイレ等の開設
・海の家等の売店、飲食店の営業、などです。
海開きの初日には行事を行うことが多くなっています。
次に、川開きの意味、などの紹介をします。
川開き
山開きの意味は、山への立ち入り可能な期間の始まりで、山開きの反対語には「山じまい」があります。
海開きの意味は、海水浴場を開設することで、海開きの対義語には「海じまい」があります。
山開きや海開きだけではなく、「川開き」もあります。
「川開き」とは、夏に水辺で行われる納涼祭になります。
関東では、両国の隅田川で行われる川開きが有名です。
昔も、屋形船や伝馬船が川を埋めて、両岸には人垣ができて、華やかに花火が打上げられていたようです。
江戸時代には旧暦5月 28日に川開きが行われて、8月 28日までの夕涼みの初日とされました。
川開きの起源は水神祭・川祭になります。
地方によっては、水死者の霊を弔う川施餓鬼(かわせがき) として灯籠流しが行われます。
各地に残っている川開きは、水辺での祓いや祭りが納涼となって、後に花火が打上げられるようになって人気を集めて観光化したものが多いようです。