なぜ雷はギザギザ、ジグザグに曲がりながら落ちる?音が鳴る理由
雷がギザギザに曲がる理由が分かりますか。
雷がギザギザに曲がったり、電気である雷はなぜ音がなるのか、子供に聞かれたらどのように答えますか。
落雷する時にギザギザに曲がる理由や、雷の大きな音の理由を知っていれば役立ちそうです。
雷は主に風と雨を伴う雷雨時に、雷雲によっておこるものを指す場合が多いですが、火山雷も雷に含まれます。
火山雷とは、火山の噴火時や砂嵐時に砂の粒子の帯電で形成される雷雲によっておこる雷です。
次に、雷のこと・雷がギザギザに曲がる理由・雷がギザギザになるときに雷はなぜ音がなるのか、などの紹介をします。
雷(かみなり)
雷(かみなり)は「いかずち」とも言います。
雷は、雲と雲との間や雲と地上との間の放電によって、光と音を発生する自然現象になります。
雷は、雷雲の生じる原因によって「熱雷」・「界雷」・「渦雷」などに大別されています。
「熱雷」は、夏季に雷雲など激しい上昇気流のあるところに発生するものです。
「界雷」は、四季をとおして寒冷前線に沿って発生するものです。
「渦雷」は、低気圧の域内や台風の中で発生するものになります。
音と光を伴う雷放電現象を雷電と呼ばれています。
現代日本語の雷(かみなり)は、雷電とほぼ同義語になります。
雷で起こる音は「雷鳴」と呼ばれます。
雷で起こる光は「稲妻」と呼ばれます。
遠方で発生した雷は光は見えますが、風向きの影響などで音が聞こえない事があります。
日本式天気図においては「過去10分以内に雷電または雷鳴があった状態」を「雷」としています。
気象庁の定義では、「雷」とは雷電(雷鳴と電光)がある状態になります。
電光のみは「雷」に含まないとされています。
雷を発生させる雲は「雷雲」と呼ばれます。
雲の中で起こる放電と、雲と雲の間の放電を「雲放電」と呼びます。
雲と地面との間の放電を対地放電または落雷と呼びます。
次に、雷がギザギザに曲がる理由・雷がギザギザになるときに雷はなぜ音がなるのか、などの紹介をします。
雷がギザギザに曲がる
ギザギザに曲がる光は稲妻です。
雷がギザギザに曲がる理由は、空気中の分子とぶつかって止まりながら進むからです。
雷は雷雲の中で生じる電気による現象になります。
雷(稲妻)は、積乱雲(入道雲)の成長に関係しています。
気流が上昇すると、雲の中の非常に小さい氷の粒(氷晶)と大きな氷の粒(あられ)がぶつかり合います。
「氷晶」はプラスで「あられ」にはマイナスの電気を持つようになります。
雷は、重い「あられ」が下で軽い「氷晶」が上になって、雲の中に電気がたまることで発生します。
雲と地面の間や雲の間に電気が流れだしたものが雷です。
空気は電気を通しにくい気体なので、雷は空気中の分子とぶつかりながら進みます。
雷(稲妻)は、およそ100万分の1秒間進んでは少し止まって、進みやすいコースを辿るので、雷(稲妻)はギザギザな形になります。
次に、雷はなぜ音がなるのかの紹介をします。
雷はなぜ音がなるのか
雷(稲妻)がギザギザに曲がる理由は、空気中の分子とぶつかって止まるからです。
雷(稲妻)は進みやすいコースを辿るのでギザギザになります。
雷はなぜ音がなるのかの理由は、空気が音速を超える衝撃波を作り出すからです。
雷鳴の原因は高温になった空気です。
3万℃にも達した空気が音速を超える衝撃波を作り出します。
建物が揺れるほどの大音響の雷鳴が発生する原理は、ジェットエンジンと同じです。