日本が左側通行でアメリカが右側通行の理由。海外で左側通行の国は?
世界には、左側通行の国と右側通行の国があります。
日本は左側通行なのに、なぜアメリカは右側通行なのでしょうか。
どのような理由から左側通行や右側通行が生まれたのでしょうか。
左側通行と右側通行がある理由が気になっている人も多いようです。
左側通行の国と右側通行の国では、どちらのほうが多いのかも知りたいですね。
次に、日本の左側通行はなぜ・アメリカが右側通行の理由・左側通行の国・右側通行の国、などの紹介をします。
日本は左側通行
左側通行と右側通行の国がなぜあるのか気になりますね。
日本は左側通行ですがアメリカは右側通行です。
日本が左側通行のきっかけになったのは武士と刀が理由とする説があります。
江戸時代までの日本では、武士が刀を携帯して歩いていました。
日本人は右利きが多く、刀は左腰に差すのが基本となっています。
刀を左腰に差していれば、利き手の右手でスグに刀を抜けます。
刀を抜きやすいよう左の腰に差していた武士が、右側を歩けば刀の鞘(サヤ)がぶつかってしまいます。
武士の刀がぶつかるのはトラブルの原因になります。
無用なトラブルや殺傷を避けるために左側通行にしたと言われています。
そのような武士の時代の左側通行から、現代の交通も左側通行になったとする説です。
イギリスを手本にしたからという説もあります。
交通ルールを作る時に、左側通行であったイギリスを手本にしていたからという説です。
日本の鉄道は、イギリスの指導のもとで計画が進められました。
明治時代になって明治政府が交通法規を決める時に、イギリスの法規を元にしたことで左側通行が定着したとする説です。
馬車も左側通行だったとされています。
馬車が左側通行なのは、馬に鞭を打つ際に対向車と干渉しにくいことが理由だとされています。
左側通行は、それなりに合理的な理由に基づく交通方法だと考えられます。
次に、アメリカが右側通行の理由・左側通行の国・右側通行の国、などの紹介をします。
アメリカは右側通行
日本やイギリスは左側通行なのに、なぜアメリカは右側通行なのでしょうか。
右側通行の理由には「ナポレオン」が関係しているとする説があります。
ヨーロッパの国々も中世までは左側通行が主流だったとされています。
フランス革命の中で右側通行にしたという記録が残っています。
左側通行から右側通行に変更を指示した人物が「ナポレオン」でした。
「ナポレオン」が通行方法を変更した理由は、戦術的に有利だったからという説が有力です。
以上から、イギリス以外のヨーロッパの国々は殆ど右側通行です。
アジア地域・アフリカ地域・アメリカ地域でも、イギリス以外との関係が深かった国は右側通行が主流のようです。
元はイギリスの植民地であったアメリカ合衆国でも右側通行となったのはなぜでしょうか。
アメリカが独立した時に、イギリスの影響を捨てたことと、フランスの援助等を受けたことが右側通行になった理由のようです。
次に、左側通行の国・右側通行の国の紹介をします。
左側通行の国・右側通行の国
日本が左側通行になったのはイギリスが影響しています。
イギリスの植民地であったのになぜアメリカが右側通行になったかの理由は、イギリスの影響を捨ててフランスの援助を受けたからのようです。
左側通行の国は、日本・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・パプアニューギニア・インド・香港・ケニア・南アフリカ共和国などです。
右側通行の国は、上記以外のほとんどの国になります。