俯瞰的と客観的の違い、使い方、対義語

俯瞰的と客観的の違いが分かりますか。

俯瞰的と客観的の使い方を間違うと、相手に意味が通じないことがあります。

俯瞰的の意味を理解できていれば、俯瞰的の使い方を間違うことはありませんね。

俯瞰的の対義語も知っていれば役立ちそうです。

 

次に、俯瞰的と客観的の違い・俯瞰の使い方・俯瞰的の対義語、などの紹介をします。

 

客観的

 

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俯瞰的と客観的の違いを分かるために、「客観的」の概要を紹介します。 

「客観」の意味を辞書で調べると、・主観または主体を離れて独立に存在するさま・特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま、と説明してあります。

「客観」とは第三者の立場に立って物事を見ることになります。

「客観」とは、自分の視点じゃないところから物事を見ることになります。

「客観的」な見方とは、第三者の立場に立って物事を見ることなので、他人から見た場合はどうだろうかと考えます。

自分はこういう行動をとったけれども、それを他人から見た場合はどのような行動に見えていたのだろうかと考えたりすることを「客観的視点」と言います。

また、自分が最適と考えるサービスでお店を経営しているが、客の立場から見たサービスはどのように見えているのだろうと考えたりすることも、「客観的視点」といえます。

「客観的」とは、他人から自分・自分の作ったもの、などを見ることを指しています。

それに対して俯瞰とは自分でもなく第三者でもなく全体を見ることを指します。

次に、俯瞰的のこと・俯瞰的の使い方・俯瞰的の対義語などの紹介をします。

 

俯瞰的

 

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俯瞰的と客観的の違いを分かるために、「俯瞰的」の概要を紹介します。

「俯瞰」の読みは「ふかん」になります。

「俯瞰」という言葉は、日常会話ではあまり口にしない言葉ですね。

ビジネスシーンでは、もっと俯瞰的な見方をしなくては駄目だ、などと指摘されることもあります。

小説やビジネス文書や新聞、などの文章では目にする言葉です。

「俯瞰」は、日常会話ではあまり使わないので、「ふかん」という言葉を聞いても、いまひとつピンとこないと感じている人もいるのではないでしょうか。

「俯瞰」の二つの漢字の中の「俯」には「ふせる」・「うつむく」などの意味があります。

「瞰」には「見下ろす」という意味があります。

「俯瞰」とは、高いところから広く見渡すこと、という意味になります。

「客観」には、第三者の立場に立って物事を見る意味がありますが、「俯瞰」には、自分でもなく第三者でもなく高いところから広く見渡すという意味があります。

次に、俯瞰的の使い方や俯瞰的の対義語などを紹介します。

 

俯瞰的の使い方や対義語

 

「俯瞰的」と「客観的」は、どこから見ているのかに違いがあります。

「俯瞰」の使い方は、

・プロジェクト全体を俯瞰することで問題を明らかにできる。

・ドローンを使って撮影すれば俯瞰的な映像になる。

・高速道路のジャンクションの俯瞰図を描いてください。

・自分の人生を俯瞰することも大切です。

・街を山の展望台から俯瞰したときの景色は美しいですね、などがあります。

 俯瞰的の対義語には、「仰望(ぎょうぼう)」や「仰視(ぎょうし)」があります。

「仰望」の意味は、仰ぎ見て、望むことです。「仰視」の意味は、仰ぎ見ることです。