鯉の滝登りの意味や由来。鯉は実際に滝を登れる?ビジネスでの使い方

鯉の滝登りを見たことがありますか?

鯉の滝登りの図柄は5月の端午の節句で見ることができます。

鯉の滝登りにはどのような意味があるのでしょうか。

男の子の節句では鯉が滝登りするようにの意味を込めて「鯉のぼり」を立てますが、実際の鯉は滝登りするのでしょうか?

2019年の5月から新しい元号になりました。

元号が「平成」から「令和」に変わりました。

2019年は「令和元年」になります。

令和元年の「端午の節句」をお祝いした家族も多いのではないでしょうか。

5月5日の「端午の節句」は、5月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味です。

中国では昔から、「端午の節句」を「悪日」として、病気や災厄をはらう行事が行われていました。

邪気払いと物忌みの祭りであった「端午の節句」が、男の子の節句になったのは武士の時代になってからだとされています。

「菖蒲」が「尚武(武を重んじること)」や「勝負」と音が同じことから、「尚武の節日」として盛んに祝うよう になったようです。

江戸時代になると、町人のあいだで「鯉が滝登りをするようにたくましく」という意味で、鯉のぼりが立てられるようになったようです。

 

次に、鯉の滝登りの意味・鯉の滝登りは実際にはあるの?・などの紹介をします。

 

鯉の滝登り

 

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5月5日の「端午の節句」には鯉の滝登りを意味する「鯉のぼり」を立てます。

鯉の滝登りは、立身出世祈願としてなじみの深い図柄として人気があります。

鯉の滝登りは古代中国の登竜門の故事が元になっています。

登竜門の故事とは、「急流の滝を登りきる鯉は、登竜門をくぐり、天まで昇って龍になる」という話です。

「鯉の滝登り」は、日本でも立身出世の象徴として盛んに描かれてきた図柄です。

滝登りの絵は、江戸初期から子供の立身出世祈願として盛んに描かれています。

滝登りは、最も古い図柄の一つだとされています。

江戸中期になると、庶民が絵のぼりの「鯉の滝登り」の図柄をヒントにして鯉の形を模した吹流しの「鯉のぼり」を開発したとされています。

「鯉のぼり」を漢字で書くと「鯉幟」になるのは、そのような成り立ちに由来しています。

「鯉の滝登り」は、歴史からも絵のぼりで最も重要な図柄の一つと考えられます。

次に、鯉の滝登りは実際にあるのか?について紹介します。

 

鯉の滝登りは実際にある?

 

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鯉の滝登りの意味は、「急流の滝を登りきる鯉は、登竜門をくぐり、天まで昇って龍になる」という登竜門の中国の故事からきています。

鯉の滝登りは実際にあるのか気になっている人も多いようです。

実際には鯉が急流を上ることはないようです。

鯉の滝登りは実際には見ることはできません。

しかし、鯉は渓流でも生育でき、ヤマメやイワナのように渓流を泳いでいます。

川を遡上したり、20cm程度の段差の流れを登ることはできるとされています。

 

鯉の滝登りと運気上昇

 

鯉の滝登りの意味は中国の故事の登竜門からきています。

鯉の滝登りを実際に見ることはできませんが、渓流で元気に泳いでいる鯉を見ることはできます。

実際には鯉は滝登りしませんが、鯉の滝登りの図柄には運気上昇の意味があります。

5月5日の端午の節句には、

・立身出世・金運招福・家運上昇に鯉の滝登りの図柄を飾りませんか。

玄関に飾れば運気上昇が期待できます。