圧巻、圧倒、壮観の意味と使い方
圧巻・圧倒・壮観という言葉は、日常生活やビジネスシーンでも使われます。
日常生活でもなじみの言葉である圧巻・圧倒・壮観は、ときどき間違って使われていることがあります。
圧巻・圧倒・壮観の正しい意味を理解していれば、間違って恥ずかしい思いをすることはありません。
次に、圧巻、圧倒、壮観の意味と使い方の紹介をします。
圧巻
圧巻、圧倒、壮観の意味と使い方が分かるために、「圧巻」の概要を紹介します。
「圧巻」の読みは「あっかん」です。
「圧巻(あっかん)」の「圧」の意味は、押さえつける・押しつぶす・屈服させる・一定面積をもって物に力を加える、などになります。
「圧」の部首は「土(ど)」です。
土部+2画の土部2画の漢字になります。
「圧」の総画数は5画です。
「圧」の音読みは「アツ」で、訓読みは「お(さえる)・お(す)・へ(す)」などです。
「圧巻(あっかん)」の「巻」の意味は、曲がる・曲がりくねる・屈まる、などの意味になります。
「巻」の部首は「卩(せつ)」と「己(き)」です。
卩部+6画・己部+6画の漢字になります。
「巻」の総画数は9画です。
「巻」の音読みは「カン・ケン」で、訓読みは「ま(く)・まき」などです。
圧巻とは、書物の中で最もすぐれた部分という意味になります。
書物・劇などの作品全体の中で最も優れている場面を圧巻といいます。
書物に対して使われていた言葉が展示で、“全体の中で最もすぐれた部分”という意味で使われるようになっています。
物事の中で一番優れている部分を指します。
圧巻の使い方では、・映画の宇宙船の戦闘シーンは圧巻だ・力士が激しくぶつかり合う相撲は圧巻だ、などと使います。
圧倒
圧巻、圧倒、壮観の意味と使い方が分かるために、「圧倒」の概要を紹介します。
「圧倒」の読みは「あっとう」になります。
「圧倒(あっとう)」の「倒」の意味は、たおれる・たおす・ひっくり返る・転ぶ、などになります。
「倒」の部首は「人(じん)」です。
人部+8画の人部8画の漢字になります。「倒」の総画数は10画です。
「倒」の音読みは「トウ」で、訓読みは「たお(す)・たお(れる)・こ(ける)・さかさま」などです。
圧倒とは、ひときわ優れた力と持っていること・他よりも勝っていること・他よりとても勝っている力で、相手を押さえつけること、などになります。
「圧倒」の使い方には、圧倒的な勝利でした・○○支店の業務成績は圧倒的でした、などになります。
壮観
圧巻、圧倒、壮観の意味と使い方が分かるために、「壮観」の概要を紹介します。
「壮観」の読みは「そうかん」です。
「壮観(そうかん)」の「壮」の意味は、達者・若者・勢いがある、などになります。
「壮」の部首は「土(ど)」と「士(し)」です。
土部+3画の土部3画・士部+3画の士部3画の漢字になります。
「壮」の総画数は6画です。
「壮」の音読みは「ソウ」で、訓読みは「さ(かん)」です。
「壮観(そうかん)」の「観」の意味は、みる・よく見る・眺める・見渡す、などの意味になります。「観」の部首は「見(けん)」です。
見部+11画の見部11画の漢字になります。
「観」の総画数は18画です。「観」の音読みは「カン」で、訓読みは「み(る)」などです。
壮観とは、規模がおおきくて素晴らしい眺め・規模が大きくて素晴らしいさま、などです。
壮観の使い方には、壮観に値する・壮観と申すべき・壮観を極める、などになります。