かつらとウィッグの違い。なぜズラという?男性用のウィッグもある?
「かつら」と「ウィッグ」の違いが分かりますか。
「ヅラ」と「カツラ」の違いも分かりません。
女性用の「かつら」や「ウィッグ」は一般的ですが、男性用の「かつら」や「ウィッグ」もあるのでしょうか。
「かつら」は古代文明時代から使われていたようです。
エジプト・ギリシャ・ローマ・アッシリアなどで、ファッションや脱毛を隠すために使用されていたとされています。
日本でも古代の頭飾具として蔓草(かづらぐさ)を頭にかける習俗がありました。
「かつら」の語源は、花蔓・柳蔓・玉蔓などと呼ぶ花・葉・珠などの飾りから派生したとされています。
髪型としての「かつら」が現れたのは足利時代で、能楽で面とともに扮装用に使われたようです。
次に、「かつら」と「ウィッグ」の違い・「ヅラ」と「カツラ」の違い・「かつら」や「ウィッグ」の男性用はある?の紹介をします。
かつら
「かつら」と「ウィッグ」の違いや、「ヅラ」と「カツラ」の違いを分かるために、「かつら」の概要を紹介します。
「かつら」の漢字表記は「鬘」です。
鬘(かつら)は、人の頭部にかぶせて、頭髪不足を補ったり別の髪型に見せるために使われます。
鬘(かつら)のことは古くは「かづら」と言い、鬘帯や鉢巻きなど、頭髪のように作って頭にかぶったり付けたりするものを指したとされています。
鬘(かつら)の材質には、実際の人間の髪(人毛)・ポリエチレンなど化学繊維(人工毛)・人工毛と人毛を混合したものが使われています。
鬘(かつら)は、化粧品でも医薬部外品でもなく頭髪と密接な関係がある雑貨とされています。
鬘(かつら)は、全頭用と部分用に分類されます。
全頭用は、頭全体をスッポリ覆うタイプになります。
全頭用かつらは、全体の頭髪が薄い人や、広範囲の多発性円形脱毛症の患者などが使用しています。
部分用かつらは、部分的に髪の薄い人・手術とか熱傷による傷・脱毛部分だけに限定的につけます。
次に、ウィッグ・ヅラとカツラの違い・かつらとウィッグの男性用などの紹介をします。
ウィッグ
「かつら」と「ウィッグ」の違いや、「ヅラ」と「カツラ」の違いを分かるために、「ウィッグ」の概要を紹介します。
男性用は「かつら」・女性用は「ウィッグ」と呼ばれる場合もあります。
鬘(かつら)を英語表記すると「wig(ウィッグ)」です。
鬘(かつら)とウィッグは同じものですが、ファッショナブルなイメージやおしゃれなイメージを追求したい時には鬘(かつら)ではなく「ウィッグ」と呼ばれているようです。
鬘(かつら)と聞くとイメージが良くないので、女性向けの商品はウィッグになっていることが多いようです。
ウィッグは女性用だけでなく男性用もあります。
一般的なウィッグには、ファッションウィッグ・部分ウィッグ・メンズウィッグなどがあります。
ファッションウィッグは、おしゃれのために使用します。
部分ウィッグは、髪のボリュームアップ・ヘアピース・カバーピースなどです。
メンズウィッグは、男性用の薄毛隠しかつらです。
次に、ヅラとカツラの違い・かつらとウィッグの男性用の紹介をします。
かつら・ウィッグの男性用
かつらとウィッグには違いはありません。
ヅラとカツラにも違いはありません。
鬘(かつら)を「ズラ」と呼ぶのは、映画やテレビなどの業界用語から広まったとされる説が有力なようです。
男性用のウィッグはメンズウィッグとよばれてたくさんの種類があります。
メンズウィッグを選ぶ最重要ポイントはウィッグの材質のようです。
メンズウィッグの材質には、人毛・人工毛・ミックス毛の3種類があります。
人毛は、自然に見えて耐久性も高いのが特徴です。
人毛のウィッグは、実際の人間の毛髪を殺菌などの加工をして作っています。
人毛ウィッグは、自然なのでウィッグだとは分かりにくいので人気があります。