デッサン、スケッチ、クロッキー、ドローイングの違い、意味

クロッキーとデッサンの違いが分かりますか。

スケッチとデッサンの違いが分かりますか。

デッサン・スケッチ・クロッキーの違いや、ドローイングとデッサンの違いなどが気になる人もいます。

 

次に、クロッキーとデッサンの違い・スケッチとデッサンの違い・スケッチとデッサンとクロッキーの違い・ドローイングとデッサンの違いなどを紹介します。

 

デッサン

 

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クロッキーとデッサンの違いや、スケッチとデッサンの違いを分かるために「デッサン」のの概要を紹介します。

デッサンのフランス語表記は「dessin」になります。

デッサンの日本語表記は「素描(そびょう、すがき)」です。

デッサンとは、物体の形体、明暗などを平面に描画する美術の制作技法・過程・作品になります。

デッサンでは、一般に、ペン・色鉛筆・パステル・コンテ・フェルトペン・クレヨン・ブラシ・擦筆・スタイラスなどが用いられます。

描き込む素材には紙・板紙・皮・キャンバス・板などが使用されています。

輪郭線によって描画対象の視覚的特徴をつかむことが大切とされています。

輪郭線そのものの強弱や太さで描画対象を表現します。

描画対象に見える陰影・固有色・質感などをハッチングなどによって表現することもあります。

デッサンは、簡便な絵画の試作・下絵にするだけでなく、絵画の基本的な習熟の手続きとしても大切とされています。

描画に用いる主要材料に従って、木炭デッサン・鉛筆デッサンといいます。

描く対象によって、静物デッサン・人物デッサン・石膏デッサンなどといいます。

次に、スケッチとデッサンの違い・ドローイングとデッサンの違いの紹介をします。

 

クロッキー

 

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クロッキー・デッサンの違いやスケッチとデッサンの違いを分かるために、「クロッキー」の概要を紹介します。

クロッキーのフランス語表記は「croquis」になります。

フランス語で「クロッキー(croquis)」は速写を指しています。

「クロッキー(croquis)」・速写とは、描画対象となる人物や動物を素早く描き写すことです。

また、速写技法で描いた作品のことをもクロッキーと呼びます。

クロッキー(速写)は、描画対象の輪郭や特徴など大まかな形を書き写す点はスケッチと似ています。

スケッチとの違いは、描画時間が短いことです。

わずかな時間で書き写す場合にはクロッキーと呼ばれています。

クロッキー(速写)では、描画対象を5~10分程度で書き上げることが多いので美術学生の練習としてもよく行われます。

次に、スケッチの概要とドローイングとデッサンの違いの紹介をします。

 

スケッチとドローイングとデッサン

 

クロッキーは速写のことです。

デッサンは素描のことです。

スケッチとデッサンの違いは描画時間の違いになります。

デッサンとスケッチの違いを分かるために、「スケッチ」の概要を紹介します。

スケッチの英語表記は「sketch」になります。

スケッチとは、描画対象である人物や風景などを大まかに描写することです。

スケッチを日本語で表現すると「写生」になります。

スケッチは素描にも近いと言われています。

スケッチでは、描画対象の輪郭や特徴などを大まかに描き写します。

スケッチは、美術の基本的な訓練として大切だとされています。

短時間で描き写したものをラフスケッチと呼んだりもします。

スケッチしたものに水彩絵の具や油絵の具で色を入れて仕上げてひとつの作品とする場合もあります。

ドローイングの英語表記は「drawing」です。

ドローイングとは現在進行形で引くという意味になります。

ドローイングとデッサンの違いはありません。

デッサンと同じくドローイングも「素描」のことです。

ドローイングは、製図や線画と訳されることもあります。