お通夜はいつやる?夜中、早朝に亡くなった場合は?友引、仏滅は?

お通夜・葬儀・告別式という言葉を聞いたことがある人でも、それぞれの違いが分からないという人も多いようです。

葬儀は、一般的には2日間にわたって行われる故人とのお別れの儀式になります。

葬儀の1日目はお通夜になります。

葬儀の2日目は葬儀・告別式になります。

本来のお通夜は、家族・親族・友人といった身近な方たちが故人とともに夜通し過ごす故人をしのぶ儀式になります。

一般の弔問客は翌日の葬儀・告別式に参加していました。

お通夜では、線香やろうそくの火を絶やすことなく、故人とともに過ごしていました。

時代の変化とともにお通夜の流れは変わりました。

現代のお通夜では、仕事関係や近所の方も参列しやすい時間帯の18~19時頃から僧侶の読経が始まるようになっているようです。

焼香のあとに通夜振る舞いを用意して参列者をもてなします。

最近のお通夜では、夜のうちにお開きになる「半通夜」が主流になっています。

 

次に、お通夜の日程・亡くなった当日にお通夜をする?・お通夜・葬式をやってはいけない 日などの紹介をします。 

 

お通夜

 

df5f1bb11743a766d20da55a10d951f9_t

 

お通夜の日程はどのようになるのでしょうか?

亡くなった当日にお通夜をしてもよいのでしょうか。

お通夜というのは葬儀の前夜に行います。

お通夜には、家族(遺族)・親族・友人・縁者などが集まって故人と最後の夜を過ごします。

夜伽(よとぎ)とも言われるお通夜は、もともとは夜を徹して故人の霊を守り、慰める意味がありました。

葬儀までの間に2夜を過ごす場合には、亡くなった夜は仮通夜になり、翌日の夜に通夜を営むことになります。

昔のお通夜は近親者のみで行っていましたが、最近では社会的な儀礼としての意味が強まって一般の弔問客も参列するようになっています。

仕事帰りにお通夜に参列する人も多く、都市部などでのお通夜では葬儀・告別式よりも参列する人が多いといわれています。

お通夜は、故人の確実な死亡を確かめるという実用的な意味もあったと考えられています。

医学が発達していない時代では死亡の確認が正確にはできませんでした。

葬儀中に息を吹き返す人もいたという話もあるようです。

現代の法律では、逝去後24時間は火葬することができません。

亡くなってから火葬迄は24時間以上なので、お通夜・葬式・告別式の日程では考慮する必要があります。

次に、亡くなってからお通夜までの流れ・お通夜や葬式をやってはいけない日などの紹介をします。

 

お通夜までの流れ 

 

324ec22e7edfbd7d0a505c373a89dfc6

 

お通夜の日程では、亡くなった当日から24時間は火葬することができないことを考慮します。

次に、亡くなってからお通夜までの流れを紹介します。

病院で亡くなった場合は、看護師または病院が提携している業者にエンゼルケア(死後の処置)をお願いします。

家族(遺族)は、葬儀社に連絡を取って亡くなった場所(病院・自宅など)を伝えます。

亡くなったら、業者にエンゼルケアをお願いすると同時に医師に「死亡診断書」を書いてもらいます。

法律では逝去後24時間は火葬することができので、寝台車でご遺体を搬送して安置します。

安置場所は、自宅での安置が可能であれば自宅にします。

自宅での安置が難しい場合は葬儀社の安置専用施設で安置します。

次に、お通夜・葬式をやってはいけない日などを紹介します。 

 

お通夜・葬式をやってはいけない日 

 

お通夜の日程を決める時には、亡くなった当日にお通夜はできないので注意しましょう。

通夜は基本的には葬儀の前日になります。

亡くなった当日は仮通夜をして、翌日に本通夜を行います。

亡くなった時刻・地域によっては逝去した当日に通夜を行うこともあります。

葬儀の日程は、菩提寺・喪主・遺族の都合・火葬場のスケジュール・葬儀式場の空き状況などを調整して決められます。

火葬場や葬儀場の関係では、亡くなった日から数日待たなければならないケースもあります。

火葬場の関係でお通夜の日程も亡くなった日から2日以上過ぎてしまうこともあります。

基本的には、お通夜・葬式をやってはいけない日はありません。

友引の日はお通夜や葬式を避けた方が良いなどとも言われます。

しかし、友引の日でも葬儀場は開場しています。

火葬場は友引の日に休業していることが多いので葬儀日程を決める時には確認する必要があります。