固い、硬い、堅いの違いと使い分け。表情がかたいの漢字は?
固い・ 硬い・ 堅い、の違いが分からないと使い方を間違ってしまします。
固い・ 硬い・ 堅い、の3つの漢字は読みが同じですが意味や使い方には違いがあります。
3つの漢字の意味が分からなければ間違った使い方をしてしまいます。
固い・ 硬い・ 堅いの漢字を、本や新聞を読んでいるときに見つけたり、テレビのテロップを見ているときに疑問に感じた人も多いのではないでしょうか。
固い・ 硬い・ 堅いはどれも「カタイ」イメージを持った漢字ですが具体的な違いが気になります。
「表情がかたい」に使う漢字や「かたいことをいう」に使う漢字はどれを使うのか迷いますね。
次に、固い・硬い・堅いの漢字の違いや、「表情がかたい」に使う漢字・「かたいことをいう」に使う漢字などの紹介をします。
固い・ 硬い・ 堅い
固い・硬い・堅い、の違いを分かるために、3つの漢字の意味を紹介します。
「固い」は、「かたい」という言葉の漢字として多く使われています。
「固い」には、しっかりと固まっている・全体が強くまとまりがある状態を表す言葉の漢字になります。
「固い」の 対義語は「緩い」になります。
「固い」の漢字は、「強固」や「頑固」などの熟語に使われます。
「硬い」は、力強い様子・こわばってぎこちない様子などを現すときに使う漢字です。
物の様子を表す際にも使われる漢字です。
「硬い」の対義語は「軟らかい」になります。
「硬化」・「軟化」、「硬派」・「軟派」などの熟語に使われます。
「硬い」と「軟らかい」を対で覚えると、使うときに迷うことはありません。
「堅い」は、手堅く確実な様子や、中身がしっかり詰まっている様子を表現する漢字になります。
「堅い」の 対義語は「もろい」・「弱い」になります。
「堅い」の漢字は、「堅牢」などの熟語で使われています。
次に、固い・硬い・堅い、の使い方を紹介します。
固い・硬い・堅い、の使い方
固い・硬い・堅い、の違いを知るには漢字の意味を知ることが大切です。
漢字を使った熟語や対義語を一緒に覚えると使うときに間違うことはありません。
「固い」という漢字は人の精神のかたさの表現に使われることが多いようです。
「固い握手」・「頑固」・「固執」・「固い信念」などと使われます。
「硬い」や「堅い」を用いなければいけない理由が見つからないときには「固い」の漢字をつかうか、ひらがな表記で「かたい」にしたほうが無難です。
「硬い」という漢字は、物質としての硬さを表現する場合に使われます。
「硬い石」・「硬い鉛筆」などです。「表情が硬くなってしまった」・「発表が馴れていなくて硬い」などの精神の硬さ、ぎこちなさや、こわばっている様子を表すときにも使われる漢字です。
「堅い」という漢字は、精神の堅さ・しっかりとした安定感・材質の堅さ・食品に対して使われます。
「堅い商売」・「堅実」・「身持ちが堅い」・「堅いパン」などです。
次に、「表情がかたい」に使う漢字や、「かたいことをいう」に使う漢字などを紹介します。
表情がかたい・かたいことをいう
固い・硬い・堅い、の違いは対義語を考えるとよく分かります。
「表情がかたい」に使われる漢字は「硬い」になります。
「表情が硬い」と表記します。「かたいことをいう」に使われる「カタイ」漢字は、「固い」ではないでしょうか。
「固いことをいう」と表記されると思います。