帰省(きせい)、帰郷(ききょう)、里帰りの意味と違い
帰省(きせい)と帰郷(ききょう)と里帰りの違いが分かりますか。
帰省・帰郷・里帰りの意味を知らないと間違った使い方をしてしまいます。
次に、帰省と帰郷と里帰りの違いを紹介します。
帰省(きせい)
帰省と帰郷と里帰りの違いを分かるために、帰省の概要を紹介します。
帰省(きせい)の「省」の意味には、安否を尋ねるという意味もあります。
帰省は故郷に帰って親の安否を尋ねる意味になります。
現在でも、ゴールデンウィークやお盆やお正月の年末年始などのまとまった休暇を利用して、親の安否を尋ねに故郷に帰る人も多いようです。
帰省は故郷に帰って定住することではなく、短期間だけ故郷に帰る場合に使われています。
サラリーマンなど会社勤めの場合は、一年の中で長期の休暇がとれるのは4月下旬~5月初旬のゴールデンウィーク・8月中旬のお盆・12月下旬~1月初旬の正月期間になります。
長期の休祝日などに故郷を離れて生活する人が帰省することから、帰省ラッシュと呼ばれる交通混雑が毎年発生しています。
ゴールデンウィークの帰省ラッシュ・お盆の帰省ラッシュ・年末年始の帰省ラッシュは、テレビや新聞などの報道で毎年目にします。
都市圏在住の人が故郷に帰省する時には帰省ラッシュといいますが、逆方向の交通混雑のUターンラッシュもあります。
Uターンラッシュは、帰省していた人が都市圏へ帰宅するときに発生する交通混雑です。
最近では、帰省ラッシュとUターンラッシュを避けるために、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始から帰省の時期を避ける人々も増えているようです。
帰省ラッシュ・Uターンラッシュは、道路交通・鉄道・飛行機・船舶のすべてで発生するので、ゆっくり帰省するためには交通混雑時期を避けたほうが良さそうです。
帰郷(ききょう)
帰省と帰郷と里帰りの違いを分かりやすくするために、帰郷の概要を紹介します。
広義には帰郷は故郷へ帰ること全般を表す言葉になります。
一時的に故郷へ帰る意味でも使われたこともありましたが、現在では帰省とおなじように使われることは少なくなっています。
現在では、短期間だけ親の安否を尋ねるために故郷に帰る場合は帰省と表現して、故郷に帰って定住する場合に帰郷を使っています。
都市圏に定住して働いていた人が、故郷に帰って働くことをUターンといいます。
Uターンする人の多くは、ストレスが多い都会の生活を避けるため。
ワーキングスタイルの見直し・ライフスタイルの見直しなどの理由があります。
都市圏に比較すれば地方圏は生活費が低く抑えられるので、Uターンして収入減になっても豊なライフスタイルを獲得できる様です。
里帰り
帰省と帰郷と里帰りの違いを分かりやすくするために、里帰りの概要を紹介します。
帰省は短期間だけ親の安否を尋ねに故郷に帰ることでした。
帰郷は、都会で生活していた人が再び故郷に定住するために帰ることでした。
里帰りには2つの意味があります。
結婚している女性が実家へ帰ることと、婚礼後の3日後~5日後に初めて新婦が実家に帰ることです。
本来の里帰りの意味は、初めて新婦が実家に帰ることだったようです。
現在では、結婚している女性が実家へ帰ることを里帰りといっています。