爪切りのタイミング、時間帯と爪を切る頻度
爪切りのタイミングはどうしていますか?
爪を切る時間帯を決めていますか。
爪切りは朝と夜のどっちがよいのでしょうか。
普段のなにげない爪切りにも知っておくと便利なことがありそうです。
爪(つめ)は、指の先端の背面にある表皮の角質が硬化して出来た板状の皮膚の付属器官になります。
爪と毛は総じて「角質器」とも呼ばれています。
爪には指先を保護する働きがあります。
爪が指先を保護することで指先に力を加えたり歩いたりする事が出来ます。
爪の下部には毛細血管が集中しているので健康状態に影響されて色が変わります。
爪の名称では、爪の外の部分を「爪甲(そうこう)」・皮膚に隠れている根元の部分を「爪根(そうこん)」と呼びます。
爪根には「爪母基(そうぼき)」という部分があります。
新しい爪は爪母基で作られます。
爪甲を乗せている皮膚は「爪床(そうしょう)」と呼ばれています。
爪床は表皮が無く真皮以下は他の皮膚と構造は同じです。
爪甲の両側を囲んでいる指の皮膚は「爪郭(そうかく)」といいます。
爪根を覆っている皮膚は「後爪郭」とよびます。
後爪郭から僅かに爪甲に覆うようにある半透明の皮膚角質を「爪上皮(そうじょうひ)」と呼びます。
爪上皮は、「上爪皮」や「甘皮(あまかわ)」とも呼ばれます。
爪の根元に乳白色の半月形状の部分があります。
爪の根元に乳白色の半月形状の部分は、「爪半月」または「ルヌーラ」といいます。
爪半月・ルヌーラが完全に角化していない新しい爪になります。
次に、爪のこと・爪を切る時間帯・爪切りは朝と夜のどちらが良いの・爪切りにまつわる迷信などの紹介をします。
爪のこと
爪は主にタンパク質の一種であるケラチンでできています。
爪の含水量は12~16%・脂肪量は0.15~0.75%になります。
爪の水分量は外界の環境に左右されます。
冬の季節等の乾燥期には、爪が硬く脆くなるので爪の保湿や乾燥予防が大切です。
爪は病気や外傷により欠損します。
人の手の爪が完全に再生するには3?6ヶ月必要です。
成人の手の爪は一日に約0.1mm伸びます。
爪の成長速度は若年ほど早く、冬より夏の方が早く伸びると言われています。
高齢者になっても爪は一生伸び続けます。
一般的に利き手の爪は伸びるのが早いとされます。
利き手の爪の伸びが早いのは、動きが多いので新陳代謝が活性化されるからなどと考えられています。
次に、爪を切る時間帯や爪切りは朝と夜のどちらが良いのかなどの紹介をします。
爪を切る時間帯
爪を切る時間帯を決めている人もいるようです。
爪切りは朝と夜のどちらが良いのでしょうか。
爪に関する迷信から夜に爪を切るのは良くないと聞いたことはありませんか。
只、夜の爪切りほどは知られていませんが朝の爪切りを良くないとする考えもあります。
健康面では朝切るのも夜に切るのも変わりはありません。
朝に慌てて爪切りをして失敗するよりも、夜にリラックスしながら落ち着いて切るほうが良いのではないでしょうか。
大切なことは、爪は外界の環境に作用されることです。
爪の乾燥予防のためにも爪に塗る油・クリーム・マニキュアは大切です。
爪ケアの道具と使い方を知っていることで、爪割れを防いで健康的なキレイな爪をキープできます。
爪の迷信
爪を切る時間帯を気にするよりも爪ケアを気にしてください。
爪切りは慌てて朝切るよりも夜にゆっくり切ったほうが安全ですね。
爪に関わる迷信では「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」というのがあります。
「夜爪」と「夜を詰める」の語呂合わせから忌避されたとする説や、夜は暗くて怪我をしやすいからという説など諸説あります。
朝に爪を切るのも良くないとする迷信もあります。
朝に爪を切ると「死にに行く」という説です。
これは、「出征する兵士が遺品として爪を置いて行った」ことから生まれた迷信のようです。