幸甚の言葉の意味、読み方と使い方
幸甚の意味、読み方を間違えると恥ずかしい思いをすることになります。
幸甚の正しい読み方・意味・使い方を知っていれば、安心してビジネス文書を仕上げられます。
ビジネス文書には、社交・儀礼上の文書から取引上の文書まであります。
社交・儀礼上の文書には、あいさつ状・招待状・礼状・祝賀状・案内状などがあります。
取引上の文書には、通知状・案内状・照会状・注文状・交渉状・依頼状・承諾状・断り状・礼状・取消状・請求状・督促状・申込状などがあります。
その他にも、クレーム処理・お詫び・委任状などの文書もあります。
幸甚の読みは「こうじん」になります。
「幸甚」という言葉は、お客様やクライアントとの文書で使われます。
「幸甚」という言葉を使用した文書や電子メール等を受信した人も多いのでないでしょうか。
「幸甚」という言葉の意味や正しい使い方を知っていれば、ビジネスの場面で安心して使用できます。
「幸甚」の類似語に「幸い」がありますが、「幸い」とは使い方が違うので注意が必要です。
ビジネスの場面では「幸甚」という言葉は、お客様や目上の人に対して使用する言葉になります。
ビジネス文書では言葉の間違いは許されないので、「幸甚」の意味や正しい使い方について理解を深めることが大切です。
次に、幸甚の意味、読み方や使い方などの紹介をします。
幸甚
ビジネス文書で幸甚という言葉を見かけることがあります。
幸甚の意味、読み方や使い方を知ることで安心して使えるようになります。
幸甚の意味は、“非常にありがたい”・“とても嬉しい”などになります。
「幸甚」の字を見ると、幸せの「幸」と甚だしい(はなはだしい)の「甚」の組み合わせです。
「幸」と「甚」の二語が組み合わされば「この上ない甚だしい幸せ」といった意味を感じられますね。
もし幸甚の意味を忘れてしまっても、「幸甚」を構成する漢字に着目すれば意味を想起することができます。
幸甚の使い方
幸甚は“非常にありがたい”・“とても嬉しい”などの意味になり、読み方は「こうじん」です。
幸甚の使い方にはポイントがあります。
幸甚を使用する上でのポイントは“非常にありがたい”・“とても嬉しい”などの幸福の最上表現の意味にふさわしいときに使うことが大切です。
幸福の最上表現である幸甚は、繰り返し使ったり、頻繁に使うことはありません。
「幸甚」という言葉を使い過ぎると逆効果になります。
「幸甚」を使い過ぎた文書は、相手に対してよそよそしい・大袈裟・くどい印象を与えます。
「幸甚」の使い方を間違ってマイナス印象を与えないように注意しましょう。
「幸甚」を文章内に入れるときには、同一文章内に一つが基本です。
幸せの最上表現
幸甚の意味、読み方や使い方を知っていればビジネス文書で安心して使えます。
「幸甚」は“非常にありがたい”・“とても嬉しい”などの幸せの最上表現になります。
ビジネス文書では、通常のクライアントへの定型的な業務依頼の電子メールなどで「幸甚です」などと使うのはオーバー過ぎて「嫌味」に受け取られます。
ビジネス文書のなかに「幸甚」を使用する時には気を付けてください。
一般的には、定型的な業務のやり取り文書で「お願いします」が不足のケースでは「幸いです」などを使います。
ストレートな「お願いします」を変化させて「お願いできれば幸いです」にすることで丁寧な表現になります。
この場合、「お願いできれば幸いです」を「お願いできれば幸甚です」とするのは良くありません。
「幸甚」を使うときは、「幸いです」では不足なくらい特別な相手に対する特別な依頼案件になります。
「幸甚」は普通の幸の表現ではないことに注意しましょう。