「了解いたしました」は敬語?上司にも使える?

了解いたしましたとは、相手の要求や行為を理解して認めたり許す意味になります。

了解の類似語には「了承(りょうしょう)」・「承知(しょうち)」・「承諾(しょうだく)」などがあります。

了解という言葉は上司に使ってもよいのでしょうか。

目上や上司には敬語を使うのが普通ですが、了解は敬語と考えて使ってもよいのでしょうか。

ネットでは「了解」を目上や上司に使うのはOKか否かの論争も起きているようです。

相手の要求や行為を理解して認める言葉である、「了解」・「了承」・「承知」・「承諾」の使い方が分かれば周りを困惑させることもないですね。

 

次に、了解いたしましたという言葉の使い方や上司に使うのは失礼なのかなどの紹介をします。

 

了解の意味

 

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「了解いたしました」と、上司に使っていましたが敬語ではなかったのでしょうか。

了解の意味を国語辞典で調べると、

・意味や内容をはっきり理解すること

・納得し、了承すること

・事情を思いやって納得すること

・理解すること・のみこむことなどと説明してあります。

了解の使い方の例として、「事情を了解する」・「了解できない」などが紹介してあります。

今まで社内で「了解」という言葉を使っていた人の意見の中に、

失礼とは思わないけど「了解しました」が少し砕けた言い回しに感じるので、正式な文書や客向けのメールでは「承りました」や「拝承」を使っているというのがありました。

社内向けや、客相手でも実務的な連絡では「了解しました」を普通に使っているそうです。

 

「了解しました」の現状

 

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「了解しました」を上司に使ってもOKなのか否かのことについて有識者の意見があります。

NHK放送文化研究所専任研究員・ジェイック・日本サービスマナー協会の話をまとめると、

・10年ほど前から「了解」という言葉を目上に使ってはいけないという考え方が広まっているようです。

・「了解」を目上に使ってはいけないという考えの背景には、「了解」を使う守備範囲の広いことから、軽い使い方もできることが災いしているようです。

・ビジネスマナー研修などでは「了解」ではなく「承知」を使うよう指導されているようです。

上司や先輩など目上には、「了解しました」よりも「承知しました」のほうが無難ですね。

 

上司には承知しました

 

ビジネスマナー研修などでは上司には、「了解しました」ではなく「承知しました」を使うように指導しているようです。

「承知」の意味は、

・引き受けること・わかっていること・聞き入れること

・承諾すること・許すことなどとなっています。

「承知」の使い方例では、

・「はい、承知しました」

・「その条件では承知できません」

・「そのいきさつは承知しています」などになります。