重曹スプレーで消臭し、靴の臭いをすっきり。作り置きできる?
重曹スプレーを消臭に使っている人がいます。
重曹とは、炭酸水素ナトリウム・重炭酸ナトリウムのことです。
ナトリウムの炭酸水素塩である重曹は、常温では白色の粉末状です。
重曹の用途はたくさんあります。
消火剤・中和剤・調理・ph調整剤・炭酸水の素・洗浄・脱臭・入浴剤・医薬品・臨床応用・農業・園芸分野などです。
消火剤として重曹が使われています。
消防法施工規則では第一種粉末消火薬剤になっています。
重曹を使った第一種粉末消火薬剤は、油火災(B火災)や電気火災(C火災)に適応しています。
第一種粉末消火薬剤のことはBC粉末消火剤とも呼ばれています。
重曹を使った第一種粉末消火薬剤は、酸と反応し二酸化炭素を発生します。
泡消火器・酸アルカリ消火器にも用いられています。
重曹は中和剤にも使われています。
重曹を使った中和剤は鉛蓄電池の電解液(希硫酸)に使われています。
重曹には調理用もあります。
調理用重曹は食品添加物として利用されています。
調理用重曹は、加熱で二酸化炭素を発生する性質を利用しています。
調理用重曹を食材に練りこんで加熱すると、多孔質でふわふわ・サクサクした生地ができます。
ベーキングパウダーとして、ホットケーキ・パウンドケーキ・パンケーキ・クッキー・和菓子などで利用されています。
ソーダ飴の炭酸ガスは調理用重曹です。
調理用重曹は山菜のアク抜き・肉の下ごしらえなどにも使われています。
重曹はph調整剤や炭酸の素としても使われています。
調理用重曹とクエン酸を水に混ぜるだけで炭酸水ができます。
調理用重曹とクエン酸に砂糖を加えて水にまぜるとレモンソーダになります。
調理用重曹とクエン酸と砂糖があればサイダーを作れますね。
重曹は洗浄・脱臭でも利用されています。
入浴剤に配合されている重曹もあります。
天然温泉にも重曹泉がありますね。
医薬品や臨床応用としても利用されています。
医薬品では、胃酸過多用の制酸剤として重曹が利用されているようです。
臨床応用では、消化性潰瘍・逆流性食道炎・胸やけで利用されています。
農業・園芸分野では、酸性の土壌の中和に使われます。
次に、脱臭での利用の重曹スプレーの紹介をします。
重曹スプレー
重曹を洗浄・脱臭に利用している人も多いようです。
重曹には研磨効果や鹸化(乳化)効果があるので、洗剤や洗剤の補助として使われます。
重曹は、水質汚染で問題とされるBOD・COD値がありません。
重曹には環境ホルモンも含まれていないので環境にやさしい物質とされています
食品添加物としても使用できるほど人体にも安全なので洗浄・脱臭に安心して利用できます。
重曹には酸性の臭いに対する脱臭効果があります。
酸性の臭いである、肉・魚臭さを消したり汗臭さを消すのに役立ちます。
重曹は、靴箱に入れる脱臭剤などにも利用できます。
重曹スプレーの消臭効果
重曹(炭酸水素ナトリウム)は弱アルカリ性です。
汗の臭いや肉・魚の腐敗臭は酸化された臭いです。
酸性の性質がある臭いに、弱アルカリの性質を持つ重曹(炭酸水素ナトリウム)を使うと化学的に中和します。
重曹(炭酸水素ナトリウム)には水分を若干吸収する働きもあるので、汗や生ごみの臭い水を吸着脱臭する働きもあります。
重曹(炭酸水素ナトリウム)は、硫化水素やメチルメルカプタンなどの酸性臭・脂肪酸などの中性臭には効果を発揮します。
重曹スプレーを汗消臭や生ごみ消臭に試してみませんか。
重曹スプレー作り方
嫌な汗臭や靴のガンコな臭い消しに重曹スプレーが役立ちます。
重曹スプレーの作り方は簡単です。
材料も100円ショップにある簡易的なスプレーボトルと重曹があればOKです。
スプレーボトルに水100mlを入れたら約20%の20g程度の重曹を入れて振ります。
汗臭いが気になるところに重曹スプレーをプッシュしてください。