子供の知恵熱の症状、原因、対処方法。1歳、幼稚園児で違う?
子供の知恵熱(ちえねつ)は、「知恵熱」という文字から間違われることがあります。
知恵熱は“頭の使い過ぎによる発熱”ではありません。
知恵熱は生後半年~1年ぐらいの頃の乳児にみられる発熱になります。
知恵熱の代表的なものには突発性発疹に伴う発熱などがあります。
乳幼児は生後1年頃までは、胎盤や母乳を通じて母親の免疫を分け与えられているので発熱は少ないのが一般的です。
1歳頃から母親からの免疫を失うので、突発性発疹ウイルスなどのいろいろな病原体に感染して発熱を起こしたりしやすくなります。
免疫の知識が少なかった昔には、乳児に知恵がつきだす頃の熱だったことから知恵熱と呼ぶようになったようです。
英語圏では知恵熱と呼ばないで、歯が生え始める頃の熱という意味で「生歯熱」と呼ばれているようです。
現在では保育園や幼稚園で発熱することも多く、家庭内で育った児童が小学校で初めて集団生活して発熱する事も多くあります。
次に、子供の知恵熱の症状・原因・対処方法や1歳、2歳、3歳、幼稚園児やなどについて紹介します。
子供の知恵熱
子供の知恵熱は1日だけ発熱することが多いようです。
赤ちゃんも生後半年頃には知恵がついてきます。
知恵がついてくる頃の赤ちゃんに出る熱を知恵熱といいます。
赤ちゃんが頭を使い過ぎて発熱することはありません。
母親からもらった免疫で半年~1年くらいはウイルスに感染することがありません。
母親からもらった免疫が切れる頃に、ウイルスや細菌に感染して発熱します。
身近な低度のウイルスへの感染なので、1日だけ発熱することがほとんどです。
知恵熱の特徴は発熱の期間が短いことです。
知恵熱は頭を使い過ぎて発熱することではないので、子供に対して使うのが正しい使い方です。
大人に対して知恵熱を使うのは間違っています。
大人の場合は心因性発熱になるのではないでしょうか。
子供の1歳・2歳・3歳の知恵熱
子供の知恵熱でも1歳・2歳・3歳頃では原因が違います。
生後半年~1歳頃の知恵熱の原因は、身近なウイルスや細菌への感染です。
熱をだして免疫がつきます。
外には身近なウイルスがたくさんいるので、外出して人ごみに入ると知恵熱がでやすくなります。
2歳~3歳頃には免疫もある程度できますが、新しい環境に入ると新たなウイルスに感染して発熱します。
一般的に疲れたときに新しいウイルスに出会うと感染しやすいようです。
3歳を過ぎると知恵熱は少なくなります。
疲れや体力低下で抵抗力が落ちて発熱することがあります。
次の日に熱が下がるようであれば心配はありません。
子供の知恵熱の対処法
子供の知恵熱の対処法は、ゆっくり睡眠をとって体力回復をすることです。
幼児の知恵熱の原因の多くは、体力低下しているときにウイルス感染することです。
睡眠をしっかりとって栄養を摂取することで発熱を改善できます。
赤ちゃん~幼児は元気なようでも抵抗力スグに弱まります。
十分な睡眠による体力回復が知恵熱対策には最も大切です。