鏡開き2018年の時期と由来。関西と関東での違い

鏡開きは何日か知っていますか。

2018の鏡開きの曜日を知っていますか。

鏡開きの由来を知っていると正月行事も楽しくなります。

鏡開きの日付は関東と関西で違うようです。

 

次に、鏡開き・2018の鏡開きの曜日・鏡開きの由来・鏡開きが関東と関西で違う理由などを紹介します。

 

鏡開き

 

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鏡開き(かがみびらき)は、鏡割り(かがみわり)とも言われる正月行事です。

正月に神(年神)や仏に供えていた鏡餅を下げて食べまる日本の年中行事になります。

鏡餅(かがみもち)とは、日本伝統の餅を神仏に供える正月飾り(床飾り)になります。

鏡餅は「年神(歳神)」への供え物で「年神(歳神)」の依り代になります。

鏡餅という名称は、昔の丸形の青銅製の鏡に似ているからという説があります。

鏡は神事などに用いられるもので三種の神器の一つになります。

鏡餅の丸形は、八咫鏡を形取ったものとも言われています。

三種の神器の鏡に見立てたのが餅、八尺瓊勾玉に見立てたのが橙(ダイダイ)、天叢雲剣に見立てたのが串柿とされています。

鏡開きでは、神仏に感謝して無病息災などを祈って、供えられた餅を汁粉・雑煮などで頂きます。

全国的に鏡開きは1月11日に行います。

2018年(平成30年)の鏡開きの曜日は木曜日になります。

鏡開きの由来を知ることで正月行事も楽しくなります。

関東と関西では鏡開きの日が違うそうですがどうしてでしょうか。

 

鏡開きの由来

 

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鏡開きの目的は、お正月行事と仕事を始める日を区切るためのものだったようです。

江戸時代の武家では、お正月に供えていた鏡餅を1月11日の鏡開きに割って食べるという習慣がありました。

商家では蔵開きの行事をしました。

武家の男性は鎧などの具足に供えた「具足餅」を下げて「刃柄(はつか)」を祝うとして、「鏡餅」を雑煮などに入れて食べる風習がありました。

女性は鏡台に供えた鏡餅を「初顔」を祝って食べる風習がありました。

武家社会の風習が一般化したものが現在の鏡開きの風習になります。

鏡開きでは、お餅を刃物類で切るのではなく手や木槌で割ります。

鏡開きは武家社会の風習であったことから、刃物類で切るのは縁起が悪く「切腹」を連想させるからです。

お餅を割るときも「割る」という言葉は使わないで、運を開くという意味で「鏡開き」と言われるようになったようです。

鏡開きは1月11日に行いますが、平成30年(2018年)は木曜日になります。

鏡開きの由来を知ると、開運のためにも鏡餅は食べなければいけないと感じますね。

鏡開きは関東と関西では少し違うようです。

 

関東と関西の鏡開きの違い

 

関東と関西では鏡開きの日が違うようです。

鏡開きの日が違うのは、関東と関西では「松の内」の期間が異なることが原因です。

「松の内」とは門松を飾る期間になります。

「松の内」の期間は「年神様」がいるとされています。

「松の内」は、元々は元旦から1月15日までとされて、鏡開きは1月20日に行われていました。

江戸時代に徳川家光が4月20日に亡くなったことで、関東では月命日の1月20日を忌日(いみび)として避けました。

そのことから、元々は1月20日であった鏡開きが1月11日に変更されたようです。

関西では徳川家の影響を受けなかったことから、「松の内」は1月15日のままで残りました。

鏡開きも1月15日以降の1月20日頃に行われるようです。