水筒とタンブラーの違いと言葉の使い分け

水筒とタンブラーの違いを知っていると使い方を間違って失敗することはありません。

水筒は携帯性に優れた飲料用容器です。

熱中症などの危険予防には、のどの渇きを覚えを感じたら水分を摂取して脱水症状を防ぐのが安全だと言われています。

野外活動や野外での運動中では、常に飲料を携帯する容器として水筒の重要性が見直されています。

タンブラーは、室内でコーヒーなどを入れて飲む蓋つき容器です。

・取ってがついていない大型で細長いコーヒーカップ

・滑りにくく持ちやすいように曲線的で機能的なデザインになった容器

・二重構造にして保温をキープしながら直接カップを握れるようにした容器などがあります。

 

次に、水筒とタンブラーの違いを紹介します。

 

水筒

 

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水筒(すいとう)とタンブラーの違いを理解しやすくするために、水筒の概要を紹介します。

水筒は飲料水など携帯するための飲料用携帯容器になります。

昔は、飲料用の自動販売機・公共の水飲み施設・飲料水を販売しているお店などが現代ほど配備されていなかったために水分補給のための水筒が必要でした。

旅行や野外作業だけでなく通勤・通学時などでも、水筒は日常的に使われていました。

昔の水筒は皮や竹などで作られていましたが、現代の水筒は、軽くて強度があるアルミニウム・合成樹脂(ポリカーボネート等)・ステンレス・チタンなどで作られています。

学校の遠足・運動会・野外活動やピクニック・外出等で用いられる水筒には、保温・保冷機能があるタイプもあります。

保温・保冷機能がある水筒は、ガラス製の二重真空構造の内瓶と強度がある外装を組み合わせたタイプから耐久性・耐衝撃性がアップしたオールステンレスタイプへと進化しているようです。

最近は、フィルム状の柔軟な高性能プラスティックで作成された水筒があります。

昔の「水袋」や「ビニール袋」とは違い、強度と柔軟性を備えた水筒です。

また、高温にも強く消毒などのために煮沸もでき、使用しないときには平らに潰して折り畳めるのでアウトドアスポーツや登山などで重宝されています。

 

タンブラー

 

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水筒とタンブラーの違いを理解しやすくするために、タンブラーの概要を紹介します。

タンブラーは、室内で使う保温機能がついた蓋がついている容器になります。

タンブラーの語源は「倒れるもの、転ぶもの」という意味だそうです。

蓋のないコップと違いタンブラーには蓋がついているので、保温や保冷をサポートします。

タンブラーの蓋はシンプル構造で、蓋を固定する機能はついていません。

水筒にもタンブラーにも蓋がついていますがどこが違うのでしょうか。

 

水筒とタンブラー

 

水筒とタンブラーの違いをまとめます。

水筒には水がこぼれないように蓋がついているので携帯性に優れています。

タンブラーにも蓋がついていて中の飲料水がこぼれにくくなっているように思います。

似ているデザインの飲料用容器ですが、水筒とタンブラーには決定的な違いがあります。

水筒とタンブラーの違いは密閉性です。

水筒のようにタンブラーにも蓋がついていますが、蓋を固定する機能はついていません。

水筒は飲料水を入れて野外で自由に持ち歩いても中身がこぼれることはありません。

タンブラーの蓋は中身がこぼれにくい程度のシンプル構造なので、自由に持ち歩いていては中身をこぼしてしまいます。

タンブラーの蓋の目的は、保温・保冷サポートや室内のほこりから中身を守ることではないかと考えられます。