種なしぶどうはどうやって作るの?種無しにに向く品種
種なしぶどうは食べやすいので人気があります。
インターネットの情報サイトで調べたら種なしぶどうの作り方というコーナーがありました。
種なしぶどうはぶどうの種類ではなくて、種ができないように手間をかけて栽培した結果のようです。
葡萄栽培の過程で種を付けさせないように植物ホルモンの農薬を使用します。
種を付けさせない植物ホルモンは「ジベレリン」と呼ばれています。
植物ホルモンの「ジベレリン」は、処理する時期や作物によって働きは変わります。
ジベレリンの働きには、伸長成長促進作用・単為結実・開花促進・休眠打破などがあります。
伸長成長促進作用とは植物の茎や葉を延ばす働きです。
単為結実とは受精をしないで果実を大きく育てる働きです。
開花促進とは開花を早める働きです。
休眠打破とは休眠中の種子を発芽させる働きになります。
ジベレリンは水稲育成の過程で見つけられた植物ホルモンです。
日本人研究者が「イネばか苗病菌」に含まれる成分に伸長促進効果があることを確認してジベレリン物質を見つけました。
その後いろいろな植物からジベレリンは発見されています。
植物ホルモンの一種のジベレリンは100種類以上の植物から見つけられています。
次に、種なしぶどうの作り方について紹介します。
黒系の種なしぶどう
種なしぶどうの作り方を知るには、種なしぶどうの種類を知ることも大切です。
ぶどうには黒系・白系・赤系の3色の系統の品種があります。
ぶどうの味は色の系統によって異なります。
また同じ色系統でも食感が変わってきます。
黒系のぶどうは、酸味と甘みとコクのある深みのある味が人気です。
次に黒系のぶどうの種類を紹介します。
黒系ぶどうの代表は巨峰ですね、他にはサマーブラック・ピオーネ・スチューベン・ブラックビート・オリエンタルスターなどがあります。
種なしぶどうには、巨峰・サマーブラック・ピオーネ・ブラックビート・オリエンタルスターなどがあります。
白系と赤系のぶどう
白系と赤系の種なしぶどうの作り方を知るにはぶどうの種類を調べる必要があります。
白系のぶどうは主に白ワインに使用されています。
種なしの白系ぶどうには、
・ヒムロッドシームレス・シャインマスカット・すいほう
・ゴールドフィンガー・ピッテロビアンコ・カッタクルガン
・多摩ゆたか・瀬戸ジャイアンツ・バラディなどがあります。
赤系のぶどうは糖度が高く甘みが強いのが人気です。
赤系の種なしぶどうには、
・べにたまき・ゴルビー・クイーンニーナ
・サニールージュ・安芸クイーン・マニキュアフィンガー
・サニードルチェ・シナノスマイルなどがあります。
種なしぶどうのつくりかた
種なしぶどうのつくりかたのステップの概要を紹介します。
ステップ1・ぶどうの花の上部の蕾が咲いてきたら房つくりをします。
ステップ2・先端の4cm弱だけ残して上部の蕾を落とします。
ステップ3・満開になったら濃度調節して薄めたジベレリン液に先端を漬けます。
ステップ4・1回目から1日後に2回目のジベレリン液漬けをします。
ジベレリン液を使った種なしぶどう作りは半世紀以上前から行われています。
現在までに安全性が問題になったことはないようです。