アルパカとカシミヤの違いと製品の見分け方。どちらが暖かい?
寒い冬に欲しいのが暖かい素材でつくられた服やマフラーなどです。
暖かい素材ではアルパカやカシミヤが人気ですが、アルパカやカシミヤの違いが良く分かりません。
アルパカ製品見分け方、カシミヤ製品の見分け方を知っていれば役立ちそうです。
次に、アルパカとカシミヤの違い・アルパカ製品見分け方・カシミヤ製品の見分け方・暖かいのはどっち?などの紹介をします。
アルパカ
アルパカとカシミヤの違いや、アルパカ製品見分け方を分かるために「アルパカ」の概要を紹介します。
アルパカは、南アメリカ大陸原産の家畜やその動物の毛になります。
アルパカは、ラクダ科のビクーニャ属またはラマ属に属しています。
アルパカの体毛は極めて良質で、衣類を始めとする生活用品への体毛の利用のために品種改良されました。
インディオ伝統のマント・ポンチョや、さまざまな衣類に使われています。
体毛の毛色は茶・黒・白・ネズミ色の4種類に大分されます。
体毛の色を細かく分けると25種類ほどにもなるといわれています。
アルパカの毛の種類には「ワカイヤ(ファカヤ)」と「スリ(スーリー)」の2種類があります。
「ワカイヤ(ファカヤ)」はふわふわでもこもこしている毛になります。
「スリ(スーリー)」はさらさらで、少しドレッドヘアのようにツイストしています。
服飾業界において「アルパカ」という場合は、通常はペルー産を指します。
アルパカの毛はペルーだけで作られたものだけではなくて、イタリアやイギリスのブリランテなどを混ぜて作ったものも「アルパカ」と呼ばれています。
生地としての最高級品質は、生まれて初めて刈り取ったアルパカの毛で作った「ベビーアルパカ」です。
カシミヤ
アルパカとカシミヤの違いや、アルパカ製品見分け方・カシミヤ製品の見分け方を分かるために「カシミヤ」の概要を紹介します。
カシミヤは、カシミヤヤギから取れた毛やその毛から織った毛織物になります。
ヤギの体毛は、表面は粗毛で覆われてその下に柔毛が密生しています。
セーターを作るにはヤギ約4頭分の毛が必要になるとされています。
ヤギは主に、中国の北西部地方・ネパールのヒマラヤ地域・モンゴルとイランの高い台地に住んでいます。
カシミヤの毛質は細くて柔軟で独特のぬめりがあります。
細いほどしなやかな光沢がでて、肌ざわりも柔らかいとされています。
毛が細く密度が高い・軽い・暖かい・上品な光沢・良質な肌触りで高価なので「繊維の宝石」とも呼ばれています。
品質は、毛の細さ・白さ・長さが基準になります。
保温性と保湿性に優れていて生産量が少ないので高級素材の代表にもなっています。
カシミヤの元の色はホワイトカシミア・グレーカシミア・ブラウンカシミアになります。
毛が白ければ漂白が不要で傷みが少なく、きれいな染色が可能になります。
消費者庁家庭用品品質表示法の表記は「カシミヤ」です。
セーター・マフラー・帽子・手袋・ソックス・コート・ジャケット・パンツ・パジャマ・スカーフ・毛布などに利用されています。
アルパカとカシミヤの見分け方
アルパカとカシミヤの違いは、アルパカの体毛とカシミヤヤギの体毛の違いになります。
アルパカ製品見分け方とカシミヤ製品の見分け方を紹介します。
アルパカ製品は柔らかくて滑りのある質感があります。
カシミヤ製品は滑らかで少しヌメリのある手触りです。
柔らかい光沢のある質感があります。
アルパカとカシミヤの暖かさはグレードで違います。
暖かさを求めるなら、ベビーアルパカやカシミヤ100%がおススメです。