結婚後の初正月の過ごし方。両家に挨拶周りする?嫁ブリとは?
結婚後の初正月の過ごし方や挨拶回りについて悩んでいる新婚さんも多いようです。
“嫁ブリ”というお祝いもありますが、“嫁ブリ”とはなんのことでしょうか。
結婚を無事終えた初めてのお正月は、どのように過ごすのか気になりますね。
初めてのお正月をどのように過ごすのか、お嫁さんにとっては悩みが多くなります。
夫婦の両親への挨拶はどうするのか心配です。
地方によっては正月には“嫁ブリ”が風習になっていることもあります。
また熨斗(のし)が必要なのか気になります。
次に、結婚後の初正月について紹介します。
結婚後の初正月
結婚後の初正月の準備と過ごし方を知っていれば、安心して初めてのお正月を楽しめます。
結婚後初めてのお正月では、気になることがたくさんあります。
夫婦でお互いの両親・兄弟姉妹・親戚などに挨拶をしなければいけないのか、またその順序や時期などいろいろです。
正月の挨拶回りなどは地域や家庭の風習によって違うので、事前に両親や親せきに相談するのが適切です。
実家への挨拶では、どちらの実家から先に挨拶に行くのかなど決まりはありません。
それぞれの家庭の生活習慣に従って自然に挨拶回りをすればよいのではないでしょうか。
地方によっては、昔からの習わしのお正月行事があったり、夫の実家の手伝いや嫁側の実家には帰省できないという風習も残っているようです。
堅苦しい風習が残っている地域や家庭もありますが、最近は少なくなってきているようです。
新婚さんのお正月の過ごし方には決まりはありません。
最近は、お正月は夫婦で海外・などで楽しむ家庭も増えているようです。
嫁ブリ
九州地方や中国地方の結婚後の初正月では“嫁ブリ”を贈る風習があります。
“嫁ブリ”とは、初正月にお婿さんからお嫁さんの実家に「ほんによか嫁さんです」のご挨拶の熨斗をつけたお祝いの品になります。
嫁ブリは「よか嫁ぶり」のごろ合わせのお祝いの品です。
“嫁ブリ”は北部九州と岡山に残る慣習で、九州北部の漁村に始まったとされています。
九州北部の漁村から博多に広がり、博多商人によって広まり九州北部の慣習として伝えられたようです。
北部九州や岡山地方では初正月に必ず“嫁ブリ”を贈ることはありません。
ブリは捌くのがむつかしいので“嫁ブリ”に替えてお嫁さんの実家の希望の品を贈るケースもあります。
知り合いの家庭では、嫁の実家では年末にはすき焼きを食べる習慣があることから“牛肉”を贈ったそうです。
嫁ブリのお返し
九州地方・岡山地方では、結婚後の初正月には“嫁ブリ”を贈る慣習があります。
最近でも、九州北部エリアには根強い慣習として残っています。
特に“嫁ブリ”を贈る慣習が残っているのは福岡・佐賀・熊本の3県のようです。
“嫁ブリ”には、よか嫁さんです大切なお嬢様をいただきましてありがとうございましたの意味があります。
新郎の親から新婦の親へのご挨拶の色合いが強い慣習になります。
昔は、新婚さんの初正月には婿と両親がお嫁さんの実家に「ブリ」を提げて挨拶に出向いていたようです。
迎えるお嫁さんの実家も膳を用意して歓待しました。
現在では正月にブリを贈る略式になっています。
“嫁ブリ”にはお返しは必要ありません。
電話・ハガキなどでお礼を述べるだけで十分だとされています。
お返しが気になるのであれば、お礼状とともにお菓子・お酒など高価でないものを「御礼」としてお返しすればよいのではないでしょうか。