犬と猫のカンピロバクターの症状と治療方法。人へうつる?
カンピロバクター症は、汚染された食品や水を摂取することで発生する食中毒です。
カンピロパクター菌に感染している犬や猫などのペットや動物と接触することによっても発生するので動物由来感染症とも呼ばれます。
カンピロパクター菌に汚染された食品や、カンピロパクター菌に感染している犬や猫などを触った手指等から、菌を経口摂取することで感染します。
カンピロバクター菌の感染力は他の食中毒細菌と比較しても強いのが特徴で、100個程度の菌の摂取で感染するとも言われています。
カンピロパクター菌は乾燥に弱く空気中では長期間生存できません。
伝染病のようにヒトからヒトに空気感染することはありません。
次に、人のカンピロパクター症の症状や犬のカンピロバクター症状や猫に感染したカンピロバクター症状などを紹介します。
犬や猫のカンピロバクター症
犬や猫などのカンピロバクター症の症状の多くは無症状です。
牛・豚・鶏などの家畜や犬・猫などのペットなどの小動物にカンピロパウダー菌がいます。
牛・豚・鶏などの家畜や犬・猫などのペットなどの小動物は、カンピロパウダー菌を保菌していても通常は無症状です。
子犬・子猫・ハムスターなどではカンピロパウダー症の症状がでることもあります。
子犬・子猫・ハムスターなどのカンピロパウダー症状は下痢などです。
下痢をしている子犬・子猫・ハムスターなどの動物と接触したら手洗いを十分にすることが大切です。
動物由来感染症
犬や猫などはカンピロバクター菌を持っています。
子犬や子猫やハムスターなどでは、下痢などのカンピロバクター症を発症していることもあります。
カンピロパウダー症は動物由来感染症と呼ばれています。
下痢をしている子犬や子猫と接触した後は手洗いを十分にしましょう。
手指についたカンピロパウダー菌を洗い流せば動物由来感染症を予防できます。
人のカンピロバクター症
カンピロバクター菌はヒトだけでなくペットの犬や猫にも感染します。
カンピロバクター菌に感染した犬や猫を触った手指についた菌が口に入るとカンピロバクター症を発症することもあります。
カンピロバクター菌の潜伏期間は約2~7日です。
カンピロパウダー菌に感染すると2~7日の潜伏期間を経て、カンピロバクター症の症状が発症します。
発症してから2~5日程度持続します。
カンピロバクター症の症状の特徴は、発熱・下痢・腹痛・嘔吐などの消化器系腸炎です。
通常の免疫力がある人であればカンピロバクター菌に感染しても自然治癒します。
免疫力が弱い乳幼児や高齢者は重篤な症状になることもあるので注意が必要です。