登山ゲートルの効果。スパッツとの違い
登山ゲートルの効果は足を温めるだけではありません。
ゲートルのことは日本では脚絆(きゃはん)とも呼ばれます。
ゲートル(脚絆)は、脛の部分に巻く布・革でできた被服などになります。
日本の伝統型脚絆には、大津脚絆・江戸脚絆・筒型脚絆があります。
大津脚絆は、上下に結び紐を付した仕様になります。
江戸脚絆は、上部に紐・背部にコハゼを付した仕様になります。
筒型脚絆は、円筒形で上部に紐を付した仕様になります。
西洋型脚絆では、第二次大戦でアメリカ陸軍が使ったレギンス型が良く知られています。
欧州の軍隊では巻脚絆と半脚絆が使われていたようです。
脚絆は日本では江戸時代から広く使用されています。
ゲートルは活動時にズボンの裾が障害物に絡まないようにしながら、足元の疲れ予防・防護・防寒・防水の働きがあります。
現在でも裾を引っ掛けて事故を予防するためや、足首や足の甲への受傷を防ぐ目的で建設現場職員などに着用を義務付けているケースもあります。
チョット前まで農作業に従事する人も脚絆(ゲートル)を付けていました。
現在でも、作業服などを扱う店でゲートル(脚絆)は販売されています。
次に、登山ゲートルの目的や効果やスパッツとの違いなどを紹介します。
登山ゲートルの目的
ゲートルの効果はいろいろあります。
活動時にズボンの裾が障害物に絡まないようにする働きに加えて、脛を保護する働き・下肢を締めつけて鬱血を防ぎ脚の疲労を軽減する働きなどがあります。
ゲートルは登山を楽しむ人たちには昔から愛用されていました。
登山必須のアイテムになっています。
登山ゲートルは少し締め付け感がありますが、
・登山での長時間歩行が楽になる
・疲れにい・むくみにくい・防寒の効果・靴を汚れから守る
・足元の撥水性をキープするなどがあります。
登山ゲートルの効果
登山ゲートルの効果を紹介します。
登山では疲労対策と防寒対策が必須です。
登山ゲートルをつけると、筋肉の無駄な動きを制御して足が疲れにくくなります。
登山ゲートルでふくらはぎを締め付けているのでリンパの流れが活発になります。
その為、疲れやむくみを要できます。
長時間歩行で靴が窮屈になる・痛くなる心配がなくなります。
登山ゲートルは足元の防寒の効果に役立ちます。
防水性のある登山ゲートルであれば、雪や雨水の靴への侵入を防ぎ足が冷えるのを防ぎます。
足元を水に濡らすと急激に疲労します。
登山ゲートルは必須の登山用品ですね。
登山ゲートルとスパッツの違い
登山ゲートルの効果には、長時間歩行での疲れやむくみ予防・足元への雪・雨の侵入を防ぐ・足元の防寒・防護などがあります。
最近は登山ゲートル代わりにスパッツを穿いている人もいるようです。
男女共用の脚絆型ゲートルとしてスパッツが売られています。
靴のうえからはいて、足の部分は脇のボタンで止めるようになっているようです。
登山ゲートルは、ふくらはぎを締め付けてリンパの流れを活発にして疲労を予防する効果や足元の防水・防寒・防護の働きがあります。
脚絆型ゲートルとして売られているスパッツとは本来の効果に大きな違いがあります。
スパッツに登山ゲートル(脚絆)の働きを期待するのは無理があります。