6月10日時の記念日の意味と由来、近江神宮漏刻祭の内容
6月10日の「時の記念日」には近江神宮の漏刻祭があります。
滋賀県大津市に鎮座する近江神宮(おうみじんぐう)は、皇紀2600年を記念して昭和15年(1940年)に創祀された神社です。
近江神宮の祭神は天智天皇になります。
時を認識することが社会文化の発展に不可欠のものとの天智天皇のお考えによります。
天智天皇により、近江大津宮に漏刻(水時計)を創設して時報を開始されました。
・4月20日に「例祭」
・6月第1日曜日武田流鎌倉派流鏑馬神事
・6月10日時の記念日の「漏刻祭」
・7月7日(年により5日)の「燃水祭」
・11月7日の「御鎮座記念祭」
・12月1日(年により2日)の「初穂講大祭」
・1月前半の日曜日の「かるた祭」などが行われます。
「かるた祭り」は「小倉百人一首」の第1首目の歌を詠んだ天智天皇にちなんでいます。
競技かるたのチャンピオンを決める名人位が行われています。
クイーン位決定戦・高松宮記念杯歌かるた大会・高校選手権大会・大学選手権大会などが開催されています。
天智天皇が日本で初めて水時計(漏刻)を設置しています。
近江神宮境内には各地の時計業者が寄進した日時計や漏刻などが設けてあります。
時計館宝物館と近江時計眼鏡宝飾専門学校が境内に併設されています。
近江神宮境内には、天智天皇の百人一首の歌の歌碑・柿本人麻呂と高市黒人の万葉歌碑・弘文天皇(大友皇子)の御製漢詩碑・芭蕉句碑・保田與重郎の歌碑など多くの歌碑・句碑が作られています。
次に、6月10日「時の記念日」に行われる近江神宮の漏刻祭・アクセス・周辺観光の紹介をします。
6月10日の「時の記念日」
6月10日の「時の記念日」には近江神宮で漏刻祭が行われています。
6月10日の「時の記念日」は、1920年に東京天文台と文部省の外郭団体である財団法人の生活改善同盟会によって制定されました。
「時の記念日」を制定したのは、日本国民が時間をきちんと守る・欧米並みの生活の改善・合理化を図るという呼びかけによります。
「時の記念日」は、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられ記念日です。
近江神社の漏刻祭
6月10日の「時の記念日」に行われる近江神宮の漏刻祭では、
・時計メーカーによる時計献納・舞楽奉納・境内にある時計館宝物館の無料公開
・古代火時計の実演(9時30分~16時30分)が行われます。
漏刻祭では、王朝装束をまとった時計業界関係者・びわ湖大津観光大使・采女が、各メーカーの時計新製品を御神前にお供えして時計の歴史の進展を奉告して感謝の誠を捧げます。
近江神宮へのアクセス・周辺観光
6月10日の「時の記念日」には近江神宮の漏刻祭が行われています。
近江神宮の漏刻祭へのアクセスには公共交通機関と車(マイカー)アクセスがあります。
公共交通アクセスでは、
・新幹線や各線京都駅~湖西線乗換~大津京駅下車~徒歩~京阪皇子山駅~近江神宮前駅下車~徒歩9分
・大津以東JR東海道線(琵琶湖線)沿線~JR膳所駅&石山駅~京阪石坂線の坂本行&近江神宮前行に乗換~近江神宮前駅下車~徒歩9分
・京都市内~京都地下鉄東西線~京阪直通浜大津行~浜大津で坂本行&近江神宮前行に乗換~近江神宮前駅下車~徒歩9分になります。
車(マイカー)アクセスには、
名神高速道路の京都東IC方面~西大津バイパス宇佐山トンネル(3つ目のトンネル)~一般道
・坂本・堅田方面より西大津バイパス利用~近江神宮ランプ~一般道
・浜大津、石山方面、名神大津IC方面~湖岸道路(浜大津から国道161号)などがあります。
近江神宮の駐車場は200台収容です。
年末年始は有料ですが、他の日は無料になります。