ケーキのモンブランをラム酒が使われていると知らずに食べてしまいました
ラム酒入りのケーキを食べたなど、アルコール入りのお菓子を食べてしまって心配になる妊娠中のママも多いようです。
飲酒習慣のあるママは胎児性アルコール症候群のリスクがあるので注意が必要です。
胎児性アルコール症候群とは、妊娠中のママの習慣的なアルコール摂取を原因とした先天性疾患になります。
妊娠中のママのアルコール摂取量と摂取頻度により障害の程度は異なります。
摂取量と摂取頻度に応じて胎児に与える影響は軽度~重度に及ぶあらゆる知能障害があります。
一般的には胎児性アルコール症候群の発生率は1000出生中の0.5人と高くありませんが、アルコール依存症の女性の胎児の場合は非常に高くなります。
アルコール依存症女性の出生児においては3分の1に胎児性アルコール症候群確認されています。
胎児性アルコール症候群の治療法は存在していません。
妊娠中のママが飲酒しなければ100%予防可能だとされています。
胎児性アルコール症候群の発症率と、妊婦が飲酒して安全な量は不明です。
妊娠中のママには飲酒は厳禁ですね。
胎児性アルコール症候群の症状には軽いものから重いものまであります。
症状には大きく分けて三つの特徴があります。
・中枢神経系の異常による、学習障害・知的障害・発達遅延・過活動・記憶障害・けいれんなどがあります。
・身長や体重が小さい発育不全があります。
・黒目(瞳孔)部分しか開かない症状
・短い眼瞼亀裂・人中や鼻と上唇の間が長い
・上唇が薄くラインが真っ直ぐ・小頭症などがあります。
次に、ラム酒入りのケーキを食べた妊娠中のママが心配な胎児性アルコール症候群のことを紹介します。
胎児性アルコール症候群
ラム酒入りのケーキを食べた妊娠中のママは生まれてくる赤ちゃんの知能障害が心配になりますね。
妊娠中のママの習慣的なアルコール摂取を原因とした先天性疾患があります。
胎児性アルコール症候群は妊娠中のママの飲酒による生まれてきた赤ちゃんの身体的・知能障害です。
胎児性アルコール症候群の程度は、妊娠中のママのアルコール摂取量と摂取頻度により異なります。
摂取量と摂取頻度に応じて軽度~重度まであらゆる知能障害があります。
アルコール依存症の女性の出生児においては3分の1に胎児性アルコール症候群が確認されています。
ラム酒入りのケーキを食べた
ラム酒入りのケーキを食べたことで胎児性アルコール症候群が心配な妊娠中のママがいます。
アルコール量や頻度が少なければ胎児性アルコール症候群リスクは少ないような気もしますが、現在では妊婦が飲酒して安全な量は不明なので心配です。
厚生労働省では、アメリカで「胎児性アルコール症候群の危険性がない」とされる飲酒量は「1日1ドリンク、週に7ドリンク以下」となっています。
このときの1ドリンクとは、ビール250ml程度です。
しかし、厚生労働省では日本人は体格が小さいことからこの飲酒量をもって「安全」とすべきではないとしています。
このことから考えると、アルコール入りのケーキを間違って食べても胎児への影響は無視しても良いような気がします。
これから気を付けてアルコール入りの料理やお菓子を避ければよいのではないでしょうか。
妊娠中のママとアルコール
間違ってラム酒入りのケーキを食べたことが直接胎児性アルコール症候群に影響することはなさそうです。
胎児性アルコール症候群のリスクが高いのは、アルコール依存症でアルコール摂取量や摂取頻度が高いママのことです。
毎日アルコール入りのお菓子を食べるのはリスクが高くなりそうですが、妊娠中に一度くらい食べても問題はないと考えられます。
只、アルコール度数が高い調味料
・洋酒漬けのフルーツケーキ
・ウイスキーボンボン
・アルコール入りのお菓子
・ノンアルコールビールは避けた方が安全です。