憲法記念日の由来と意味※建国記念日との違い
憲法記念日の由来と意味と建国記念日が混同している人も多いようです。
憲法記念日と建国記念日との違いを理解するには、それぞれの日の由来や意味を理解することが大切です。
憲法記念日は憲法の制定を記念する日になります。
憲法記念日は5月3日で国民の祝日になっています。
国民の祝日に関する法律では「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨としているとなっています。
憲法記念日は4月29日の昭和の日・5月4日のみどりの日・5月5日の端午の節句の子供の日とゴールデンウィークを構成する日になっています。
海上自衛隊では自衛艦において満艦飾が行われています。
近年では憲法改正論議が高まっていることから、5月3日の憲法記念日前後になると、改憲派と護憲派が憲法改正に関する世論調査や講演会などを行っています。
最近では、テロや紛争などによる世界情勢の悪化や、中国・北朝鮮・韓国などでの軍備拡張・核実験・ミサイル発射などから、今までの平和憲法のままで国民を守るのは困難になってきています。
建国記念日は2月11で国民の祝日になります。
「建国を記念する日」である建国記念日は建国神話をもとにして決めてあります。
建国の日とするかは国により異なります。
国によっては独立記念日や民主政治が始まった日にしている場合が多いようです。
日本の場合は独立したこともなく、実際の建国日が明確ではありません。
日本国の歴史が非常に長いので建国神話をもとにして建国を祝う日を定めています。
次に、憲法記念日の由来と意味や建国記念日との違いについて紹介します。
憲法記念日の由来
憲法記念日の由来と意味や建国記念日との違いを明確にするために、憲法記念日の概要を紹介します。
憲法記念日は昭和22年(1947年)の5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念しています。
昭和23年(1948年)に公布・施行された祝日法によって制定されました。
昭和22年(1947年)の5月3日に日本国憲法が施行されたことで、皇居前広場では昭和天皇臨席の下で「日本国憲法施行記念式典」が行われました。
帝国劇場では「新憲法施行記念祝賀会」が行われました。
建国記念日の意味
憲法記念日の由来と意味や建国記念日との違いを明確にするために、建国記念日の概要を紹介します。
古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の即位日の2月11日を建国記念日としています。
神武天皇の即位日である旧暦の紀元前660年1月1日を新暦に換算して2月11日を「建国記念の日」としてあります。
憲法記念日と建国記念日との違い
憲法記念日と建国記念日の違いは、憲法記念日は昭和22年(1947年)の5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念した日です。
建国記念日は、古事記・日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の旧暦の即位日を新暦に換算して2月11日を建国記念日としています。