七面鳥は七つの顔」をもつ?なぜ七面?七面鳥の由来
「七面鳥」の名前の由来が気になる人も多いようです。
七面鳥は、なぜ七面の名前がついたのでしょうか。
七面鳥は七つの顔をもつとも言われていますが本当でしょうか?
七面鳥(しちめんちょう)の英語表記は「Meleagris gallopavo」です。
七面鳥は、シチメンチョウ属に分類されている鳥です。
シチメンチョウ属には「ヒョウモンシチメンチョウ」も属しています。
「ヒョウモンシチメンチョウ」を別属にして、七面鳥をシチメンチョウ属の唯一の種とすることもあるようです。
七面鳥は、キジ目の最大種になります。
七面鳥のオスは、全長122cm・体重9kgに及ぶこともあるようです。
七面鳥のメスはオスよりも小さく、オスの約半分の全長60cm程度です。
胴体は金属光沢がある黒い羽毛で覆われています。
メスよりオスの方が胴体の羽根の光沢が強くなっていて、胸部の羽毛が逆立っています。
オスの頭部や頸部には羽毛がなく、赤い皮膚が露出して発達した肉垂があります。
繁殖期になるとオスの皮膚は色が鮮やかになって胸部が隆起します。
次に、七面鳥の名前の由来・七面鳥はなぜ七面?・七面鳥の日・クリスマスと七面鳥、などの紹介をします。
七面鳥
七面鳥の名前の由来は、頭部の首のところに裸出した皮膚の色が変化するからです。
七面鳥はなぜ七面というのかと子供から聞かれることがあります。
頭部の首のところに裸出した皮膚の色が興奮すると、「赤」・「青」・「紫」などの色に変化します。
七面鳥の顔の皮膚の色は、興奮して頭に血がのぼったときに赤色に変わります。
興奮がおさまって冷静になると青白い色になります。
七面鳥の名前は、皮膚の色の変化で七つの顔(面)を持つ様に見えることが由来です。
七面鳥の顔の色が変わるのはどのようなときでしょうか。
顔の皮膚の色が変わるほど興奮するのは、年1回の交尾の時期になります。
交尾の時期になると、メスの気をひくためにオスの七面鳥は鳴き声をあげながら、顔を真っ赤にしてメスの周りを歩き回ります。
メスの顔の色は変わりません。
七面鳥の場合、顔の皮膚の色が変わるのはオスだけになります。
次に、七面鳥の日のことを紹介します。
七面鳥の日
七面鳥の名前の由来は、顔の色が変わるからです。
七面鳥の顔色はなぜ七面に変わるのでしょうか。
七面鳥のオスは年1回の交尾の時期に興奮して顔色を変えるようです。
「七面鳥の日」というのがあります。
「七面鳥の日」があるのは、アメリカ合衆国やカナダです。
アメリカ合衆国とカナダでは、詰め物をした七面鳥の丸焼きを「感謝祭」のごちそうにしています。
アメリカやカナダでは、感謝祭のことを口語的に「Turkey Day(七面鳥の日)」と呼びます。
次に、クリスマスと七面鳥の紹介をします。
クリスマスと七面鳥
アメリカのクリスマスでは、七面鳥がごちそうの定番のように思っている人も多いですね。
アメリカで七面鳥がごちそうとして出るのは「感謝祭」です。
クリスマス料理でも七面鳥は使われますが、他のクリスマス料理を食べる家庭も多いようです。
イギリスでは、ローストした七面鳥がクリスマス料理のごちそうになります。
日本にも、アメリカやイギリスのようにクリスマス料理に七面鳥を食べる文化が伝わりました。
しかし、七面鳥の入手が困難なことからチキンで代用されています。
クリスマス料理として七面鳥を食べるのは稀で、日本でのクリスマス料理の主流はチキンになっています。